5/06/2014

カリフォルニア州運転免許証取得の道のり-その1-

先日、California Department of Motor Vehicles通称DMV(日本で言う運転免許試験場のような場所)へカリフォルニア州の運転免許証取得のために行ってきました。

過去のブログ記事にも書きましたがこちら)、カリフォルニア州は居住者に対して、居住後10日以内に運転免許証を取得することを義務付けています。国際免許なんて認めないよ~というスタンスのため、わたしもDMVへ行って運転免許証取得にチャレンジすることになりました(ちなみに10日以内っていうのを完全に無視してますが、全く問題ありませんでした)

カリフォルニア州の運転免許証取得の手続は以下の通り。

1、筆記試験の予約
2、筆記試験
3、路上練習許可証の交付
4、実技試験の予約
5、実技試験
6、運転免許証交付

1筆記試験の予約について。DMVへの予約ですが、予約無しで当日ふらっと赴いて受験することもできます。ただ、朝早く並ばないとかなり待つことになるので(いつも長蛇の列ができています)、並ぶのが苦にならないという人でなければ予約した方が良いと思います。予約はここからできます。リンクを開くと、一番上に「Behind-the-wheel driving test appointment」とありますが、これは「実技試験」の予約なので、筆記試験の予約をする人はその下の「Office visit appointment」をクリックします(英語の得意な人には問題ないだろうけど、わたしは最初間違えそうになりました・・・)。予約可能な日にちが1ヶ月先くらいになることも間々あるので、免許取得を考えている人は渡米後早めに予約をしておいた方が良いかも。

サンタクララのDMV
予約が無事に済むと、予約した試験日の数日前にDMVから電話がかかってきます。しかし、この電話は自動音声システムによる確認の電話なので、特に何か応えたりする必要はありません。知らない番号から電話かかってきたよ~とドキドキしながら「は、へ、Hello?」とか言って出たものの、無機質な機械の音声が向こうから聞こえて、すっかり肩透かしを食らったパグ子です。

2筆記試験について。当日は予約時間にDMVへ行き、「non-appointment 予約無し」の行列を横目で見て哀れみながら、「appointment 予約あり」の表示の前に並びます。ほどなく受付の人に呼ばれるので、「○○時にアポがあるぜ(英語)」と伝えるとアポ確認のため必要書類の提示を求められ(受付では求められない場合もあります)、申請書(DL44)と番号の書かれた紙を渡されるので、テレビに自分の番号が表示されてアナウンスで呼ばれるまで、空いている席に腰掛けて申請書を記載しながら待ちます。

必要書類(学生ビザ(F1)所持者の場合です)

・パスポート
・I-20
・I-94
・国際運転免許証&日本の運転免許証

I-94は最近電子化されましたが、必ずプリントアウトが必要です。わたしはプリントアウトをし忘れたために、一度家に帰りました・・・。ここから自分のI-94情報をゲットしてPDF化しておくとウェブにアクセスする必要がなくなるり、いつでもすぐにプリントアウトできるので便利です。

申請書のDL44ですが(サンプル)、その場で記入する必要があり、全て英語で書いてある上に悩ましい箇所もあるので、ちょっと気を付けた方が良いポイントを挙げます。まず、身長と体重の度量衡がフィートとポンドなので、センチ&キロの国から来たわたしたちにとって換算が一筋縄にいかないことが予想されるので、事前に自分の身長体重をフィートとポンドに換算して覚えておくと良いでしょう(換算するサイト)。なお、日本では髪や目の色は「日本人なら黒だろ」という固定観念が蔓延っているので、考えたことが無い方がほとんどだと思いますが、アメリカでは人により髪や目の色は異なるのが当たり前で、個人を特定する情報になるので、記入を求められます。そして、日本人の目は「black 黒」ではなく「brown 茶」です。「black eye」は殴られてできた「目の周りの青あざ」の意味なので注意してください。その他の記載はサンプルを参照すればよいと思いますが、有権者登録は外国人なのでNOで(アメリカは投票するために有権者登録が必要。DMVでついでに登録できちゃうようです)臓器提供は自分の意思でどちらかにチェックを入れればよいでしょう。わたしは提供する方にチェックを入れました。

記入が済んだ頃に番号が呼ばれるので、指示されたWindowに進みます。アナウンスが聞き取れなくてもテレビ画面に窓口番号も表示されるので、焦る必要はありません。わたしは5番窓口でした。

窓口で再び必要書類の提示が求められるので、上記の一式を申請書と共に提出します。確認が済むとその場で手数料の33ドルを支払います。次に、親指の指紋を採取するので、指示されたとおり、親指を機械に乗せればOK。その後、視力検査。検査と言っても、窓口の奥に適当に吊るされているボードに書かれたアルファベットの文字を読むだけ。「3番の列」とか言われるので、最初は両目、次に自分でそれぞれ目隠しして言われた列に書かれた文字を「TGEFI」みたいに読み上げる。文字も大きいので特に問題は無いと思います(わたしはレーシックをして両目1.5なので余裕でした)。最後に、ペーパーテストの言語について確認されるので「Japanese please.」と答えます。

ここカリフォルニアでは、英語以外にスペイン語、日本語、中国語、韓国語・・・色々な言語に翻訳された試験用紙が揃っているので、ほとんどの人が自分の母国語で試験を受けることができます。たまに、「翻訳が変だから英語で受けた方がよい」というアドバイスをもらう事がありますが、英語が堪能な人はともかく、そうで無い場合、たとえ翻訳が少しおかしかったとしても、日本語で受けた方が英語を自分で訳しながら受けるよりマシだと思います。実際、翻訳もそれほどおかしなものはありませんでした。

窓口での手続が完了し、Cのラインに行けといわれたので、Cラインで待機。順番がきたらまた親指の指紋を採取して、その後、写真撮影。日本の免許センターと同じく、チャンスは1回、容赦なくシャッターが切られるので気に入った写真になる可能性は低いと思われます。。。

写真撮影の後は遂に筆記試験。Dのラインに並び、順番がきたら試験用紙を渡されます。なぜか係りのおばちゃんにスペイン語の問題を渡されるというトラブルがありましたが、日本語の用紙に変えてもらい、無事に受けることができました。試験は奥のブースで立ったまま受けます。試験は全部で48問(文章問題36問、標識問題12問)。合格基準は、新規申請者については誤答が6問以下です。失敗しても、一日3回まで受けられるそうです。でも、1回で受かりたいよね。ちなみに、試験勉強ですが、ここに載っている問題を事前に解きました。それ以外何もしていません。

標識問題
これが実際にわたしが受けたテストです。用紙は持ち帰れます。左上をなぜ破かれたかは不明・・・。標識問題は1問、迂回の問題を間違えましたが(単に英語の単語を知らないというミス)、それ以外は正解できました。

文章問題
文章問題は、「車両内に18歳未満の同乗者がいる場合に喫煙することは_______。」「自分の子供である場合は合法である」「常に違法である」「法により規制されていない」という問題を1問間違えました。これ答えは何だと思います?正解は「常に違法である」です。わたしは「法により規制されていない」を選んでしまいました。ジョー太さんも同じ問題を間違えたという・・・。日本の感覚で解いてはいけませんね~。煙草大国日本にゲンナリしていた煙草大嫌いなわたしたちとって、カリフォルニア州の煙草の規制は大歓迎。問題は間違えちゃったけど、嬉しい発見でした。

3路上練習許可証の交付について。無事筆記試験に受かったパグ子。その場で結果を教えてもらい、路上運転許可証が交付されます。わたしは日本の運転免許証を持っているので、それを提示したところ(最初国際免許を提示しましたが、「それじゃない」と言われました。なぜ?)「Temporary Drivers Licence」 と記載され、路上練習に同乗者不要となりました。

仮免許
今回はここまでのステップ。これから実技試験の予約をして練習して受けに行きます。日本ではペーパーだったので、確実に1回で受からない自信がありますが、乞うご期待。



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