5/29/2014

オレゴン州ロードトリップ~シャスタ山麓にて~

オレゴン州旅行の続きですその1

5月22日の夜出発。テスラのスーパーチャージャーがマウントシャスタ・シティーにあるのでこちら、そこまで行き、シャスタ山の麓で宿泊する計画を立てました。



地図を見れば分かると思いますが、シャスタ山はカリフォルニア州北部に位置しています。シリコンバレーからは300マイル強(約500キロ)。途中、休憩も兼ねて車の充電を2回ほど行いました。実際、フル充電で出発すれば、途中1回の充電で目的地まで到達できるけど、山道もあることを考慮して、守りの充電で万全を期しました。

途中の山道で、昇天して道に横たわっている鹿らしき巨大な存在にぶつかってしまい、車に血がべったりと付着してしまうというトラブルに見舞われたわたしたち。深夜1時半、電気自動車なのにガソリンスタンドに車を停めて必死で血を洗い流す・・・と言う傍から見たら激しく怪しい人になってしまいましたが、通報されることもなく事なきを得ました。

この日は数時間寝るだけだったので、格安モーテルのモーテル6(一泊45ドル程度)に宿泊することに決定。パグ子、初のモーテル体験。モーテルに関して、「ドラッグに溺れた男女が立て篭もる」って感じのイメージを抱いていたので、ジョー太が「今日はモーテルでいっかぁ」って言ったときに軽くビビリましたが、良い意味でイメージに反して、普通の宿泊施設でした。格安なので、駐車場に置き去りにしたテスラさんが心配でしたが、傷を付けられたり、荒らされたりということもなく、無事に次の日の朝を迎えました。

モーテル6

モーテル6の部屋
安いだけあって、アメニティーグッズが無かったり、壁が薄くて隣の部屋の話し声が筒抜けだったり、ベッドのマットレスがしょぼかったりということはありましたが、日本のビジネスホテルみたいな煙草臭さも無かったし、全体的には満足かな。

前日は暗闇の中の到着だったので景色も何もわからなかったのですが、翌朝、目の前にそびえるシャスタ山を見たときは感動しました。

シャスタ山
富士山を思い起こさせる姿。伊豆育ちのわたしは、高い山があると不思議と心が落ち着きます。シャスタ山の標高は4300メートル超え。古来からこの地に住むアメリカ先住民の聖なる山として讃えられていたそうで、シャスタの名前も、先住民の部族の名前が由来だそう。

近年パワースポットがブーム(?)ですが、シャスタ山もパワースポットの一つらしいです。せっかくなのでそのパワーに肖ろうと思い、物欲も共鳴して、マウントシャスタ・シティーにある水晶屋さんに行きました(The Crystal Room)。

店内の様子
店内には水晶の他にも様々なパワーストーンが揃っていて、美術館のように展示されています。アートギャラリーも併設。物腰が柔らかく、感じの良い白人のお兄さんたちが接客してくれます。



この水晶の形や光の反射具合が気に入って眺めていたところ、ジョー太がプレゼントしてくれました。ジョー太さん、ありがとう。シャスタ山のパワーを内に込めています。


街を観光した後は、テスラスーパーチャージャーの近くの「Black Bear Diner」でブランチを食べることにしました。ブラックベアは家の近所で見かけたことが無かったのですが、現在62店舗あるチェーン店だそうです。そして、このシャスタ店が本店。

ブラックベア店内
店内は素朴な感じでけっこうかわいいです。ここの客層はほぼ100%白人。ベイエリアでよく見かけるアジア系やインド系やメキシコ系は皆無。同じカリフォルニアでも所変わればって感じですね。


ジョー太のパンケーキ
わたしのオムレツ
予想以上に美味しくて、すっかりブラックベアのファンになってしまいました。ちなみに、この次のテスラスーパーチャージャーの隣にもブラックベアがあり、2食続けてブラックベアで食べたわたしたち。さすがに、当分行かなくていいかも。

食後、充電満タンのテスラでオレゴン州に向けて出発。州境を越えると、少しずつ雲が増えてきて、天気が変わったことを実感。湿度も高くなり、カリフォルニアで乾燥しまくった肌には暫しの潤い補給といった感じでした。この日は直接ポートランドには行かず、ロスに勧められたオレゴンコーストを観光することにしました。

続く。

5/27/2014

オレゴン州ロードトリップ~出発~

今週の月曜日は祝日(メモリアルデイ)で3連休だったアメリカ。我が家では、ジョー太が金曜日に休暇を取って4連休にしたため、木曜の夜からオレゴン州に向かってロードトリップに出発しました。

旅の計画は以下の通り。

5月22日:18時シリコンバレー出発→マウントシャスタ宿泊
5月23日:午前中マウントシャスタ観光→オレゴン州ニューポート宿泊
5月24日:オレゴンコースト観光→14時ポートランドでロスたちと合流→マウントフッド宿泊
5月25日:マウントフッド観光&ハイキング
5月26日:帰路に就くマウントフッド→シリコンバレー

片道889マイル(約1430キロ)、充電6回の行程でした。ちなみに、日本だと、青森県から広島県くらいの距離に相当します。ほぼ本州縦断。



行きはシャスタ山とニューポートで2回宿泊し、観光しながらゆっくりと北上しましたが、帰りは充電時以外ぶっ通しで運転。時間が押していたので結局わたしは運転せず。。。ジョー太さん、運転頑張ってくれました。

今回の旅の目的は、6月にシアトルからミシガン州へ引っ越してしまう友達夫婦と楽しい思い出を作るというものでした。この友達夫婦、出身はジョー太と同じウィスコンシン州マディソンで、弟ロスの幼馴染。ロスと同じ時期にシアトルに引っ越して(しかもアパートも隣)、8年くらいシアトルに住んでいました。ミシガン州への引越しは、旦那さんのジェイコブがミシガン大学で教鞭に就く事になったから。ロスは親友が引っ越してしまって寂しくなるだろうな~。ジョー太とわたしも、3年前の結婚式に遥々日本から渡米して出席し(日本時代のブログの結婚式の記事)、その後もクリスマスにマディソンで会ったり、シアトルで一緒に遊んだり、頻繁に(日本とアメリカの距離の割には頻繁に)交流していました。シアトルに遊びに行くときにジェイコブたちがいなくなるのはやっぱりちょっと寂しいです。

22日木曜日の午後6時半にシリコンバレーを出発したわたしたち。宿泊地マウントシャスタに向けて順調に走行・・・というわけには行かず、仕事帰りの人たちと時間が被ったために、渋滞に巻き込まれてしまいました。


渋滞中の車窓から。BBQカー。ちなみに、アメリカの道を走っていると、日本ではとてもお目にかかれないような突拍子もない車が走っていて面白いです。事故車を直さず乗っていたり(ターミネーターの皮膚が取れて機械が露出しちゃったのを見たときのような切なさを感じます)、日本だったら車検に通らないだろうな~というような古い型の車。更に、ベイエリアではお金持ちが多いので、ものすごい高級車が走っていたり。ボロイ車と超高級車との差が激しくて衝撃的。そして、ガソリン車とは一線を画す我らがテスラさんもたくさん走っています。更に、オレゴンに入ると、高級車や電気自動車は一切走っておらず、キャンピングカーやトラックが多すぎてこれも衝撃でした。


シャスタ山の近くにはカラフルなトラックがたくさんありました。


マジックマッシュルームの車・・・。怪しすぎ。こうして、車の観察をしたり、壮大な景色を見たり、ロードトリップならではの楽しみを満喫しつつ、目的地へ向かいました。

続く。

5/21/2014

テスラ運転練習中

以前の記事(こちら)で、カリフォルニア州運転免許の筆記試験に合格して仮免を取得したと書きました。その後、DMVで実技試験の予約を済ませたので、あとは路上での練習あるのみ!というのが現在の状況。

しかし、わたしの運転経歴は、26歳にして初の免許取得(司法試験に明け暮れていたため免許取得の余裕がなかった&都心生活では運転の必要がないのでわざわざ免許を取るのが億劫だった)、その後1,2回田舎道を運転しただけで、免許はあるがほとんどハンドル(ちなみに、英語ではSteering wheelと言います)を握らずに生きてきたという、完全なペーパードライバー。それがいきなりアメリカの公道で運転するなんて敷居が高すぎるじゃありませんか。

そこで、16歳の頃から車を運転し、日本では合格率の低い外免切替の実技試験に一回&満点で合格し、アメリカでも日本でも自由自在に運転しているジョー太先生の登場(ちなみに、外国人が日本で運転する方法とジョー太の免許取得の記事は日本時代のブログで書きました→こちら

この前の日曜日、試験の予約をしたロスガトスのDMV周辺で愛車テスラを実験台にし、運転練習をしてきました。
初の運転席
何をやらかすかわからないペーパーのわたしがテスラを運転するのは、無謀極まりない感じですが、レンタカーや友達の車で問題を起こすよりは支払も全て済んでいる自分の車で練習する方がまだマシ、というジョー太さんの決断でこいつを運転することになりました。テスラちゃん、こんなわたしでごめん。。。

テスラには運転手の登録機能が付いていて、登録をすると、わたしが運転するときに、事前に設定したわたし仕様のモードになります。なので、足の長いジョー太が調節したシートを、毎回自分で前に移動させる必要も無く、タッチパネルでわたしの名前に触れるだけで、自動的にわたしの体に合う位置に動いてくれます。本当に賢い子。

ブレーキを踏み、恐る恐るハンドル右手についているシフトをドライブモードにして、前進。電気自動車だから当然ですが、エンジンをかける作業がないので、「あ、こんなに簡単に動いちゃった・・・」という、ちょっと拍子抜けな感じがします。止まるときも、ただパーキングを押すだけ。

アメリカの道は広いというイメージがあるかと思いますが、それでも住宅街は路上駐車の車が多く、避けて走ると、対向車との距離が近くなり恐いです。特にテスラはアメ車らしく本当に大きな車なので、走行中ジョー太から何度も「右側ぶつかりそうだよ、気をつけろよ」とお叱りを受けました。かと言って左に寄れば対向車が来るし・・・ひーひー言いながらの運転。途中、対向車に乗る兄さんから「良い車だね」と声をかけられるものの、笑顔を返す余裕はなく。。。目立つ車なだけに、下手な運転で晒し者になってしまうから切ない。

わたしが交通ルールを無視するたびに「ブッブーはい不合格」と隣でのたまうジョー太さん。特に、赤でも右折できるというルールや、優先権については途中で訳分からなくなったり・・・本当にどうしようもないアホドライバーだわ、と自分で自分が嫌になりました。そして、ジョー太が厳しすぎて半泣きになりました。しかも、ここの人たちはすぐにクラクションを鳴らすので、周りからのプレッシャーもキツイ。車線変更でモタついてクラクション何度か鳴らされて、心が折れそうになりました。当然、テスラの加速の素晴らしさを体験することなど到底無理でした。フリーウェイなんて恐くてまだ走れないわ。。。

そんなズタズタな状態ですが、なんとか公道を走れるようになったので、第一関門はクリアという感じです。自分に甘いので、勝手にそう思っているだけかもしれませんが。

こうしてわたしが運転練習で四苦八苦している中、世の中の技術はどんどん進み。。。5月16日付けの日経新聞に『グーグルカー試乗記「事故ゼロ」の自動運転力は?』という記事が載っていました。

マウンテンビューを走るグーグルカー
グーグルさんは以前から自動運転車の開発を進めていましたが、先日、開発中の車両の試乗会を開いたそうです。このグーグルカー、道でたまに見かけるのですが、人が乗ってるので「自動運転じゃないじゃん」って勝手に思っていたけど、人間が乗車しないと違法になるそうなので、中の人はただ乗っているだけで、運転はしていないそうです。

ちなみに、現在HBOで放送している『Silicon Valley』というコメディードラマに、Driverless carについてのストーリーがありましたが、実際はこんな感じで変な場所に連れ去られることはないので、安心しても大丈夫だそうです。もしものときのための非常用ボタンもあるみたいだし。


自動運転車が実用化されるのはまだ少し時間がかかりそうなので、わたしの運転練習はまだまだ続きそうです。

アメリカは今週末3連休。ジョー太とわたしは、明日の夜からポートランドまで車で行きます。向こうでシアトルから来る弟ロス&愉快な仲間たちと合流予定。長時間ドライブになるので、途中で運転するチャンスがありそうです。安全運転で行って来まーす。

5/20/2014

MontereyとCarmelへドライブ

4月の中旬にモントレー半島へドライブに行ってきました。シリコンバレーからはサンタクルーズ方面に山を越えて進み、そこから1時間程度海岸沿いを走ると到着します。今回は、モントレー観光後、パシフィックグローブを通ってカーメルまで行き、街をぶらりと観光しました。

下の地図はパロアルトからの道のりです。101を使う行き方もありますが、下のコースだと、山道と海沿いの変化に富んだ景色を楽しめるのでオススメ。



日本から来る場合、サンフランシスコからのバスツアーもあるそうなので、車がなくても大丈夫。ちなみに、モントレーには空港(MRY)もあるので、SFやLAから飛ぶことも可能です。モントレー半島は日本人にとってあまり馴染みのない観光地かもしれませんが、海と自然が素晴らしく、街も素朴で可愛らしいので、日程にゆとりがあったら、ちょっと足を伸ばして回ってみるといいかも。

以下写真盛り沢山で紹介したいと思います。


モントレーに到着後、まずは「フィッシャーマンズワーフ」と呼ばれるモントレー湾に突き出た桟橋にやってきました。桟橋の両側にはズラーっとショップが並んでいるので、色々なお店を覗きながらぶらぶらと散歩をしました。建物がカラフルで可愛いです。


キャンディーショップ。巨大なキャンディーが飾ってあって、目を引きました。「こんな大きなの絶対に食べきれないよね~」とジョー太に同意を求めたところ、「いけるんじゃない?」との答え。あ~この人アメリカ人だったわ。その後、甘い物大好きなジョー太さんは色んな味のファッジを購入してました。


この日は朝から曇りがちで肌寒かったのですが、散策しているうちに雲が晴れて気持ちの良い天気に。太平洋から磯の匂いがしてきて、伊豆育ちのわたしはちょっと懐かしい気持ちになりました。


このお店、数あるショップの中でも特別に人だかりができていたので、気になって覗いてみると、Bread Bowlのお店でした。ブレッドボウルlとは、丸いフランスパンの中をくり貫いて、そこにクラムチャウダーを注ぎ込んだ食べ物。フィッシャーマンズワーフの名物らしいので、ちょうどお腹が空いてきたことだし、ひとつ食べてみることにしました。


8ドル。


ニンニクの丸焼きも美味しそうだったので購入し、海が見えるベンチに座ってランチタイム。ブレッドボウル、けっこうボリュームがあるので、2人でシェアして食べるのにちょうど良い量だと思います。


モントレーはカリフォルニアがまだスペイン領だった頃、本部が置かれていた場所だったそうですが、そんな古い歴史を感じさせる凝った装飾の荷車が飾ってありました。

食事の後はフィッシャーマンズワーフを後にしてモントレーの目抜き通り「キャナリーロウ」へ行きました。1.5キロ程度の距離なので、歩いても移動できます。


昼過ぎにはこの青空。イルカの像が空に向かって飛び跳ねているみたい。キャナリーロウ周辺は観光客がたくさんいましたが、外国人よりもアメリカ人の観光客の方が多い感じでした。


THEリゾートって感じですね~。ここに座ってお酒飲みながらまったりしてみたい。


ビーチもあります。この時期はまだまだ涼しかったので海に入っている人はいませんでしたが、夏は人で溢れかえるのかな~。砂浜もとっても綺麗。サンダルを脱いで素足で歩いたのですが、とても気持ちよかったです。


こちらがキャナリーロウです。ここにも様々なショップがあるので、ぶらぶらと散策。ちなみに、この辺のショップは、缶詰工場を改造したものだそうです。ちょっとだけ函館の赤レンガ倉庫に雰囲気が似ているような気がしました。海近いしね。

今回は行きませんでしたが、モントレーは「モントレーベイ水族館」が有名だそうです。国際的評価も高い水族館とのことなので、次回のお楽しみ。

モントレー観光の後は、「パシフィックグローブ」を通ってカーメルへ。この海岸線は本当に息を呑むほどの美しい景色で、天国を走っているようでした。


ピンク紫色の花が一面に咲き誇っています。この花と海と空のコントラストが素晴らしい。


我が家のテスラさんも自然の中で気持ち良さそうです。。。と擬人化してみる。テスラをオーダーする際に、ネイビーにするか迷いましたが、カリフォルニアの景色にとても映えるのでパールホワイトにしてよかったわ~と思いました。


カリフォルニアには色々な種類の面白い植物があります。この紫のモコモコした花も立派ですね(名前は知らない)


この辺りの家に住んでいる人は、日々この絶景を眺めているのかと思うと本当に羨ましい。売りに出ている家があったので、チラシをもらった所、3億円とのことでした(6億円のところもあった)。お金ためていつか・・・と夢を見てみる。人気のドライブルート「17マイルドライブ」を走り、ジョー太さんと不動産話に花を咲かせているうちにカーメルに到着。


こちら、「カーメル・ミッション・バジリカ」です。カーメルの唯一の観光名所かな。1771年にスペインの伝道師セラ神父さんが建てたそうで、アメリカ建国が1776年だから、この国よりも古い歴史を持つ建物です。入場料が大人は1人6.5ドルかかります。わたしたちは外からの見物だけにしました(ケチってすみません。3ドルだったら入ったかも・・・)


その後、カーメルのメインストリート「オーシャンアベニュー」周辺をぶらぶらと散策。ここはブランドショップやレストラン、カフェ、ギャラリーなどがたくさんあります。個人経営の店には個性的で奇抜なセンスの品が置いてあるので、見て回るのは楽しいです。到るところにギャラリーがあるので、絵画が好きな人は楽しめるかも。


メインストリートからちょっと外れた裏路地のような場所に入ってみるのも楽しい。本当に素朴で可愛らしい街です。ビーチも歩いていける距離にあります。ちなみに、1986年にはクリント・イーストウッドがこの街の市長を務めたらしいです。

以上、モントレーとカーメルでした。

5/18/2014

初美容院体験

今週は華氏90度(摂氏だと32度くらい)越えの真夏日が連続しました。バス待ちしているときの知らない人との立ち話やスーパーのレジのおばちゃんとの会話(ベイエリアの人はとても人懐こいので、知らない人がガンガン話しかけてきます。また、スーパーのレジで軽い世間話もします。警戒心の強い関東人のわたしは最初ドギマギしましたが、最近では慣れてきて適当に返答しています)でも、「今日は98まで上がるそうよ~」と気温が専らの話題。華氏についてイマイチ感覚がつかめていなかったわたしですが、さすがに90越えると暑いのね。。。と体で覚えてきました。

そしてこうも晴れの日が続くと気になるのが干ばつのこと。カリフォルニア州は現在記録的な大干ばつの真っ只中で、乾燥した空気が大規模な山火事の原因になるなど、非常に深刻な状況なのです。雨だらけのシアトルからやってきた当初は、このカラッと晴れた天気が天国のように感じたし、実際に生活していて雨が降らない方が気持ち良いんだけど、災害や農家等のことを考えると、少しくらいシアトルの雨を分けて頂きたいわって気持ちになります。

暑い上に水不足。シャワーの水もムダにできない。そこで、涼しさと洗髪時の水量削減を目的として、長く伸びきった髪を切ることにしました。

もちろんアメリカ入国後初の美容院。失敗談はよく耳に入ってくるので、美容院選びは慎重に。ありがたい事にベイエリアには数多くの日系の美容院があるので、日系の情報誌を読んだりネットで情報を集めたりして、日本の美容院と同等の技術力がありそうな場所を近所で見つけました。ただ、実際に切ってもらわないと良し悪しを判断できないので、初めての美容院に行くときはいつも賭けをするような心境になります。

全予約制なので、ネットで予約をし、当日までちょっとドキドキしながら過ごしました。


こちらがBefore。余裕で髪ブラできまっせというロングヘアーです。髪長かりし時代の最後の写真ですが、撮ってくれる人が誰もいなかったので、セルフィー。元々はストレートですが、何度かデジタルパーマをかけたので、下のほうはニョロニョロとうねっているし、カラーも度々しているので、けっこうなダメージヘアでした。髪質はものすごい猫毛。絡まり具合ハンパなし。冬はマフラーと静電気により、首の後ろに大きな毛玉ができて、半泣きでジョー太に助けを求めたこともありました。思い返すと長い髪で良いこと無かったじゃんって感じがしなくもないです。。。

予約時間少し前に美容院に到着。日本人の美容師さんに「いらっしゃいませ」と迎えられて、日本にいるような錯覚に陥りました。ここの美容院の美容師さんはほとんど日本人で、客層もほとんど日本人という感じ。ただ、今回わたしは担当を指定しなかったので、唯一のアメリカ人の美容師さんがわたしの担当になってしまいました。彼女は日本語が通じないため、まさかの英語でのオーダー。わたしは日本にいた頃から、美容院に行くときは事前にイメージ画像をネットで拾って持参していたのですが、今回はこの画像持参にかなり救われました。

日本語がわからない美容師さんで良かった事は、無理をして話をしなくて済んだこと。わたしは雑談力が激しく低いので、日本にいる頃から美容院での会話が非常に苦痛でした(美容師さんごめんなさい)。髪をいじられている間、雑誌に目を落としている素振りをしながら、密かに周りの日本語の会話を聞いていたのですが、これがけっこう面白い。アメリカ生活の愚痴を延々と話している人もいれば、プライベートなことを周りの目お構い無しで話す人など本当に色々。ただ、共通していることは、所々に英単語が入っていて、ルー大柴のようになっていること。「それがすごくweirdだったんだよね~」みたいに。でもこれ、わからなくもないんですよね。わたしも渡米後まだ時間が経っていないにもかかわらず、たまに英単語の方が出てきやすかったりするから。一方、ジョー太さんは日本語と英語の切替が上手で、混ざることがほとんどないので、こやつなかなかやりおるなと感心しています。

2時間後、鏡の中の自分は別人のようになっていました。シャンプー時にヘッドマッサージも付いていたり、至れり尽くせりのサービスを受けて、心身ともにリフレッシュ。値段はベイエリア価格で日本と同じかちょっと高いかな~って感じでしたが、次もこの美容院にしようと思います。


ボブになってすっきりさっぱり頭が軽い。洗髪も楽になって、節水もかなりできています。真夏日と干ばつに背中を押されてのヘアカットでしたが、周りからも「20歳若く見える」とか、んなわけないだろ的な事を言われて、それでもちょっと嬉しかったりしてほくそ笑んでいる今日この頃です。

5/16/2014

プールサイドでBBQ

先日、我が家でBBQパーティーを開きました。日本にいた頃は、誕生日、ハロウィン、クリスマスといったイベント毎にホームパーティーを開いていましたが、アメリカに来てからは初。最近生活も落ち着いて余裕も出てきたし、天気は毎日最高に良いので、友達を呼んで楽しもう~ってことになりました。

パーティーとなると俄然張り切るジョー太さん。さすがはホームパーティーの本場アメリカで生を受けただけあって、パーティーのイロハをちゃんと心得ており、あれやこれやとテキパキ準備してくれます。出会い当初はアメリカ式のやり方に戸惑っていたわたしも、長く一緒に過ごして、幾多のパーティーを経験する内に(ワイルドなやつもあったな~と遠い目)、すっかり(パーティーに関して)アメリカナイズされ、パーティーを取り仕切るのもお手の物になりました。

我が家には住人専用のプールとBBQ設備が付いているのですが、せっかくなのでそれを使ってプール&BBQパーティーをすることにしました。


我が家は緑が多いので、森の中の別荘にいるような気分になります。東京から来ると、こっちは本当に緑が多いな~(しかも木がでかい)と感心します。窓の外の木では毎日リスが遊んでるし(リスの鳴き声を生まれて初めて聞きました。正直、可愛くない声・・・)、ガチョウやカモの家族が道路際で寛いでるし(カモ横断注意の標識もあります)、幹線道路が近い便利な場所なのに、とても長閑で田舎を感じます。

パーティーですが、BBQは明るい内が良いので14時から開始することに決定し、仲の良い友達に声をかけることにしました。こちらでの友人はジョー太の同僚が多いのですが、わたしも語学学校で親しい友達ができたので、早速誘ってみました。参加者の内、気付けば日本人はわたしだけ。アメリカ人3人、ロシア人1人、台湾人1人、広東人1人という国際的な集まりになりました。まぁ、日本にいたときもこんな感じだったので(実際、ロシア人とアメリカ人の友達は以前日本に住んでいて、日本でも一緒に遊んでいました)、いつもの我が家のパーティーって感じだったのですが、常連だった日本人の友達の不在を寂しく感じたりもしました(誘ってすぐに会える場所にいないのね~と)

パーティー開始前にジョー太と近所のWhole Foods(ホールフーズ)に買出しに行きました。ホールフーズはオーガニックな食品や化粧品等を売っている健康志向のスーパーです。アメリカではゴミのような食品が溢れる一方で、ホールフーズのような自然食を集めた秀逸なスーパーが存在します。価格設定は通常の食料品店よりも高めなのですが、できるだけ体に良いものを摂取したいと思うので、買い物はほとんどここでしています。

そして、アメリカと日本の大きな違いを感じるのが、スーパーのVeganコーナーです。わたし自身は肉も普通に喰らっているので、このコーナーの商品を買うことはほとんどないのですが、今回、パーティーの出席者の1人が「ほぼベジタリアン」だったので、豆腐でできたソーセージも買うことにしました。

豆腐ソーセージ。ネットから拝借。
ヴィーガンやベジタリアンの外国人は口を揃えて「日本に住んでいると自分の信条を貫くのは難しい」と言います。確かに、日本のスーパーでそういったコーナーは見かけないし、野菜や果物は高いし、和食の出汁には魚も含まれているから、ヴィーガンどころかベジタリアンでも生存するのが苦しいわな。。。なぜ「ほぼベジタリアン」なのかというと、彼は日本に住んでいたときはベジタリアンをギブアップしていて、アメリカに来てから再びベジタリアン化したからです。なんか適当な感じですが、カリフォルニアには美味しいベジタリアンフードがたくさんあるし、ベジタリアンに戻ってハッピーとのこと。

友達も集まって、BBQ開始。日本だと「BBQ=肉を焼く」って感じですが、アメリカンスタイル(ウィスコンシン州スタイルかもしれない)はソーセージやハンバーグがメインになります。今回はほぼベジタリアンがいるので、肉の塊は無し。


巨大マッシュルームやニンニクも美味しい。パンもトーストしています。焼き上がったソーセージやハンバーグを野菜とともにパンに挟んでケチャップをたっぷりかけて食べます。結局ホットドッグやハンバーガーが好きなのね、とウィスコンシン州人の好み炸裂のBBQを色んな国の友達と一緒に楽しんだのでした。


みんなでいっぱい食べていっぱい喋って、幸せな午後のひと時。ほとんど英語で会話していますが、日本語が分かる人がわたしを含めて5人もいるので、たまに日本語。ジョー太とイアンはマンダリン(中国語)が少し分かるので、台湾人(母国語は台湾語)と広東人(母国語は広東語)の友達がマンダリンで話しかけたり、わたしがロシア人の友達アルテムと片言のロシア語を発したり(ありがとう程度)、いつもの事ながら多言語飛び交う面白い状態でした。自分の周りの人のマルチリンガルっぷりにいつもながら敬服しつつ、やっぱり英語は誰とでも繋がることができる便利なツールよね~と実感。

幸せそうなジョー太さん
食べまくっていたら夕方になり、めっきり冷え込んだのでプールは延期になりましたが(アルテムなんて水着でサンフランからやってきたのに・・・)、家に入ってみんなで映画を観てまったり過ごしました。昔からの友達ともここに来て再会できたし、ここで新しい友達の輪も広がってるし、自分の根が少しずつこの地に張り始めたのを感じた我が家でのBBQパーティーでした。

5/09/2014

悩ましき瞳の色・・・

皆さんは自分の瞳の色は何色だと思いますか?日本だと瞳のことを黒目って言うし、当然に黒いと思っている人も多いかと思います。わたしも今まで自分の瞳の色について深く考えたことはありませんでした。しかし先日、運転免許試験の申請書を記入していて「Eye Color」の項目に遭遇。なんて書いたらいいの~って非常に悩んでしまったのです。

一般的に、日本人は「Black 黒」じゃなく「Brown 茶」って書くべきだということは前回のブログで言及しました(前回記事)。「Black eye」だと「殴られてできた目の周りの黒いあざ」っていう意味になっちゃいますから。それに実際、以下の写真のように日本人の瞳の色って真っ黒ではなく、濃い茶色をしています。

一般的な日本人の瞳。ネットから拝借。
茶色だったら悩まずにBrownって書けばいいのに~って感じですが、わたしの瞳の色は平均よりも明るい色をしているので、周りの人から「黄色」とか「ライトブラウン」とか、たまに「ヘーゼル」だとか色んなことを好き勝手言われ続け、瞳の色不定状態になっていたのです。挙句の果て、ジョー太さんからは「ヴァンパイアの目」とか言われるし・・・。

ヴァンパイアの目の色。トワイライトから拝借。
ふたりでトワイライトを観た後は、ジョー太からヴァンパイアパグとか言われていました。まぁ、草食ヴァンパイアの方の色だからまだマシ。。。?(トワイライトでは人間の血を吸うヴァンパイアは赤い目の色です。どうでもいい知識ですが。ちなみにわたしたちは『ほぼトワイライト(原題Vampire suck)』が好きです。日本語のタイトルの付け方センスある)


こちら実際のわたしの瞳の色です(目だけのセルフィー気持ち悪いな・・・)。泣いたりして目が充血しているときは若干緑がかった感じになります。こうやって客観的に見ると、黄色っていうのが一番近い気がします。

なんか妙に瞳の色にハマってしまい(細かいことにハマるタイプ)ウィキを調べたところ、色の分類は虹彩異色症を除いてブラウン、ヘーゼル、アンバー、グリーン、グレー、ブルー、ヴァイオレットそしてレッドの8通りでした。瞳の色は虹彩の中のメラニン細胞が作り出すメラニン色素の量によって決まるらしいのですが、人間でも色んなバリエーションがあって面白いですね。

アメリカは多民族社会なので、本当に様々な瞳の色の人がいます。中学や高校生の頃、日本の学校に通っていて、「髪が茶色いから黒くしろ~」とか「カラコンを外せ~」とか先生からしつこく怒られて辟易していました。日本人にだって髪や目が黒っぽくない人はいるし、それは先祖代々から受け継いだ遺伝子が決める個性です。画一的な社会に疲れると、シリコンバレーの環境はすごく心地良い。自分が自分でいられる感じがします。

結果、わたしの瞳の色は「Amber 琥珀色」だということで落ち着きました。やっと分かった自分の瞳の色。しかし運転免許証の色の区分にアンバーは存在しないらしく、無残にも「Brown」の表示に訂正されてしまったのでした。。。悩んだ意味が無かったよ。

ちなみにわたしのことを散々からかっていたジョー太さんの瞳の色ですが、一点の混じりも無い完全な碧眼です。北欧系は青い瞳が多いですな。

ジョー太の瞳
なんか目だけ見ると恐いっすね(血走ってるし)。日光の下だと透けるようなブルーになるので、シベリアンハスキーみたいです。ちなみに、ブルーは劣性遺伝なので、ダークブラウンの瞳の人とブルーの瞳の人の子どもがブルーの瞳になる確率は極めて低いとのこと。仮に子どもができたらどんな色になるかちょっと楽しみだったりします。黄色×ブルーなのでグリーンとか?遺伝はそんな単純じゃないか・・・。

ジョー太の家族ですが、父も母も完全なブルーアイ。でも弟ロスだけはグリーンです。


去年の夏にロスたちが遊びに来たときのプリクラです(もう瞳の色とかどうでもよくなっちゃう感じの写りですが・・・)。左端がロスです。ジョー太と比べるとグリーンアイだってわかるかな。兄弟でも髪や目の色が違うって本当に面白いわ~。瞳の色の悩みから始まって、遺伝の不思議をつくづく感じた金曜の午後でした。

5/06/2014

カリフォルニア州運転免許証取得の道のり-その1-

先日、California Department of Motor Vehicles通称DMV(日本で言う運転免許試験場のような場所)へカリフォルニア州の運転免許証取得のために行ってきました。

過去のブログ記事にも書きましたがこちら)、カリフォルニア州は居住者に対して、居住後10日以内に運転免許証を取得することを義務付けています。国際免許なんて認めないよ~というスタンスのため、わたしもDMVへ行って運転免許証取得にチャレンジすることになりました(ちなみに10日以内っていうのを完全に無視してますが、全く問題ありませんでした)

カリフォルニア州の運転免許証取得の手続は以下の通り。

1、筆記試験の予約
2、筆記試験
3、路上練習許可証の交付
4、実技試験の予約
5、実技試験
6、運転免許証交付

1筆記試験の予約について。DMVへの予約ですが、予約無しで当日ふらっと赴いて受験することもできます。ただ、朝早く並ばないとかなり待つことになるので(いつも長蛇の列ができています)、並ぶのが苦にならないという人でなければ予約した方が良いと思います。予約はここからできます。リンクを開くと、一番上に「Behind-the-wheel driving test appointment」とありますが、これは「実技試験」の予約なので、筆記試験の予約をする人はその下の「Office visit appointment」をクリックします(英語の得意な人には問題ないだろうけど、わたしは最初間違えそうになりました・・・)。予約可能な日にちが1ヶ月先くらいになることも間々あるので、免許取得を考えている人は渡米後早めに予約をしておいた方が良いかも。

サンタクララのDMV
予約が無事に済むと、予約した試験日の数日前にDMVから電話がかかってきます。しかし、この電話は自動音声システムによる確認の電話なので、特に何か応えたりする必要はありません。知らない番号から電話かかってきたよ~とドキドキしながら「は、へ、Hello?」とか言って出たものの、無機質な機械の音声が向こうから聞こえて、すっかり肩透かしを食らったパグ子です。

2筆記試験について。当日は予約時間にDMVへ行き、「non-appointment 予約無し」の行列を横目で見て哀れみながら、「appointment 予約あり」の表示の前に並びます。ほどなく受付の人に呼ばれるので、「○○時にアポがあるぜ(英語)」と伝えるとアポ確認のため必要書類の提示を求められ(受付では求められない場合もあります)、申請書(DL44)と番号の書かれた紙を渡されるので、テレビに自分の番号が表示されてアナウンスで呼ばれるまで、空いている席に腰掛けて申請書を記載しながら待ちます。

必要書類(学生ビザ(F1)所持者の場合です)

・パスポート
・I-20
・I-94
・国際運転免許証&日本の運転免許証

I-94は最近電子化されましたが、必ずプリントアウトが必要です。わたしはプリントアウトをし忘れたために、一度家に帰りました・・・。ここから自分のI-94情報をゲットしてPDF化しておくとウェブにアクセスする必要がなくなるり、いつでもすぐにプリントアウトできるので便利です。

申請書のDL44ですが(サンプル)、その場で記入する必要があり、全て英語で書いてある上に悩ましい箇所もあるので、ちょっと気を付けた方が良いポイントを挙げます。まず、身長と体重の度量衡がフィートとポンドなので、センチ&キロの国から来たわたしたちにとって換算が一筋縄にいかないことが予想されるので、事前に自分の身長体重をフィートとポンドに換算して覚えておくと良いでしょう(換算するサイト)。なお、日本では髪や目の色は「日本人なら黒だろ」という固定観念が蔓延っているので、考えたことが無い方がほとんどだと思いますが、アメリカでは人により髪や目の色は異なるのが当たり前で、個人を特定する情報になるので、記入を求められます。そして、日本人の目は「black 黒」ではなく「brown 茶」です。「black eye」は殴られてできた「目の周りの青あざ」の意味なので注意してください。その他の記載はサンプルを参照すればよいと思いますが、有権者登録は外国人なのでNOで(アメリカは投票するために有権者登録が必要。DMVでついでに登録できちゃうようです)臓器提供は自分の意思でどちらかにチェックを入れればよいでしょう。わたしは提供する方にチェックを入れました。

記入が済んだ頃に番号が呼ばれるので、指示されたWindowに進みます。アナウンスが聞き取れなくてもテレビ画面に窓口番号も表示されるので、焦る必要はありません。わたしは5番窓口でした。

窓口で再び必要書類の提示が求められるので、上記の一式を申請書と共に提出します。確認が済むとその場で手数料の33ドルを支払います。次に、親指の指紋を採取するので、指示されたとおり、親指を機械に乗せればOK。その後、視力検査。検査と言っても、窓口の奥に適当に吊るされているボードに書かれたアルファベットの文字を読むだけ。「3番の列」とか言われるので、最初は両目、次に自分でそれぞれ目隠しして言われた列に書かれた文字を「TGEFI」みたいに読み上げる。文字も大きいので特に問題は無いと思います(わたしはレーシックをして両目1.5なので余裕でした)。最後に、ペーパーテストの言語について確認されるので「Japanese please.」と答えます。

ここカリフォルニアでは、英語以外にスペイン語、日本語、中国語、韓国語・・・色々な言語に翻訳された試験用紙が揃っているので、ほとんどの人が自分の母国語で試験を受けることができます。たまに、「翻訳が変だから英語で受けた方がよい」というアドバイスをもらう事がありますが、英語が堪能な人はともかく、そうで無い場合、たとえ翻訳が少しおかしかったとしても、日本語で受けた方が英語を自分で訳しながら受けるよりマシだと思います。実際、翻訳もそれほどおかしなものはありませんでした。

窓口での手続が完了し、Cのラインに行けといわれたので、Cラインで待機。順番がきたらまた親指の指紋を採取して、その後、写真撮影。日本の免許センターと同じく、チャンスは1回、容赦なくシャッターが切られるので気に入った写真になる可能性は低いと思われます。。。

写真撮影の後は遂に筆記試験。Dのラインに並び、順番がきたら試験用紙を渡されます。なぜか係りのおばちゃんにスペイン語の問題を渡されるというトラブルがありましたが、日本語の用紙に変えてもらい、無事に受けることができました。試験は奥のブースで立ったまま受けます。試験は全部で48問(文章問題36問、標識問題12問)。合格基準は、新規申請者については誤答が6問以下です。失敗しても、一日3回まで受けられるそうです。でも、1回で受かりたいよね。ちなみに、試験勉強ですが、ここに載っている問題を事前に解きました。それ以外何もしていません。

標識問題
これが実際にわたしが受けたテストです。用紙は持ち帰れます。左上をなぜ破かれたかは不明・・・。標識問題は1問、迂回の問題を間違えましたが(単に英語の単語を知らないというミス)、それ以外は正解できました。

文章問題
文章問題は、「車両内に18歳未満の同乗者がいる場合に喫煙することは_______。」「自分の子供である場合は合法である」「常に違法である」「法により規制されていない」という問題を1問間違えました。これ答えは何だと思います?正解は「常に違法である」です。わたしは「法により規制されていない」を選んでしまいました。ジョー太さんも同じ問題を間違えたという・・・。日本の感覚で解いてはいけませんね~。煙草大国日本にゲンナリしていた煙草大嫌いなわたしたちとって、カリフォルニア州の煙草の規制は大歓迎。問題は間違えちゃったけど、嬉しい発見でした。

3路上練習許可証の交付について。無事筆記試験に受かったパグ子。その場で結果を教えてもらい、路上運転許可証が交付されます。わたしは日本の運転免許証を持っているので、それを提示したところ(最初国際免許を提示しましたが、「それじゃない」と言われました。なぜ?)「Temporary Drivers Licence」 と記載され、路上練習に同乗者不要となりました。

仮免許
今回はここまでのステップ。これから実技試験の予約をして練習して受けに行きます。日本ではペーパーだったので、確実に1回で受からない自信がありますが、乞うご期待。



5/05/2014

Napaでの休日

ワインカントリー観光、第二段は、4月6日に訪れたナパバレーを紹介したいと思います。

例によって、フリーモントのテスラ・スーパーチャージャーからの道のり。



シリコンバレーに住んで良かったな~と思うことのひとつが、ちょっと運転するだけで景色の良い素敵な場所に行けるってこと。両親や友達が遊びに来たときに色々な所に連れて行ってあげたいので、下見も兼ねての週末ドライブ。

ナパバレーは言わずと知れたカリフォルニアワインの中心的生産地。有名ワイナリーが点在しているので、週末はワイナリー巡りをする観光客で溢れかえっています。また、美味しいレストランやスパリゾートもあるので一泊していろいろ体験するといいかもしれません。ちなみに、サンフランシスコからバスツアーなども多数出ているので、参加してみるのもいいかも。


テスラの車窓から。天気がおそろしく良いので、いつもお出かけ日和。青い空と緑の大地とかわいい花。草を食べている馬や牛もいたりして、長閑すぎて天国に来てしまったのではないかという錯覚に襲われます。


こちらはワイントレイン。ナパの景色をゆったりと見ながら列車内でカリフォルニア料理を食べてワインを飲むという、なんとも優雅な列車です。特別な日にいいかもしれませんね~。

Bouchon Bakery
ナパバレーの中の街、ヨウントビルに到着。パンが大好きなジョー太さんの要望で、ブションベーカリーでランチをすることにしました。前回のヒールズバーグでは、時間が遅すぎてお目当てのベーカリーが閉店時間になってしまっていたので、今回はそのリベンジ(朝早くジョー太に叩き起こされたので、午前中に出発して、無事ランチに間に合いました)。このお店、人気なので長い行列ができています。しかもほとんどが観光客のアジア人。ガイドブックに載っているのかな(『地球の歩き方』には載っていました)



ここでもマカロンとカップケーキ。食事は店の外のスペースでできます。小鳥がパン屑欲しさに近づいてくるのがかわいい(けど、たまにアグレッシブにむかって来るのでちょっとドキドキ)


なぜかこのタイミングで大家さんから風呂場の工事について電話が入ったので、食べながら対応するジョー太。二人ともサンドイッチを食べました。

Domaine Chandon
腹ごしらえした後はスパークリングワインが有名なワイナリー、ドメイン・シャンドンへ。ここはモエ・エ・シャンドン系列のワイナリーです。


テイスティングルームはこんな雰囲気。今回は下見だったので、テイスティングはしませんでしたが、テイスティングをすると記念のグラスが付いてくるそうです。アメリカっぽいカジュアルな雰囲気でした。レストランも併設。


こちらはドメイン・シャンドンのブドウ畑。ワインカントリーをドライブしていると、到るところに広いワイン畑があって、壮観な眺めです。


まだまだ時間があったので、ナパのダウンタウンへ行ってみました。建築がかわいい。ちょっとヨーロッパぽい感じの街並みです。

Oxbow Public Market
オックスボウ・パブリック・マーケットという、レストランやらショップが集まっている場所に行きました。中には本当に色んなショップがあって、楽しいです。以下写真でちょっと紹介。


これはお酢のお店。様々な味を試すことができます。サンプル大好きなジョー太は(サンプルがあるとすぐに飛びつく・・・)、全部試して時々酸っぱそ~な顔をしていました。


こちらは蜂蜜のお店。見た目もかわいい蜂蜜が揃っているので、お土産にも良いかもしれません。

Kara's Cupcakes
カップケーキの有名店、Kara's Cupcakesもあります。カラフルなカップケーキを見てるだけでなんか幸せ~な気分に。完全にアメリカン化してる。。。

ぐるーと店内を散策した後、また車に戻ってドライブを続け、ナパ・プレミアム・アウトレットにも立ち寄ってみました。アメリカのアウトレットってアメリカブランドを中心に基本同じようなブランドが置いてあってあまり変わり映えしないのですが、ここも同じ感じ。今までに行ったアウトレットでは軽井沢がダントツだよね~とジョー太と少し日本を懐かしみながら帰路に着きました。ちなみに、先週末ギルロイのアウトレットにも行ったのですが(本当に懲りない・・・)、ブランドは同じような感じだけど置いてある商品のデザインがもっと良かったような・・・?気のせいかな。

以上ナパ観光でした。今回わたしたちは日帰りドライブで来たので、ワインを浴びるように飲むことはできませんでしたが(運転しなきゃいけないジョー太を無視してわたしだけ飲みまくるのも憚られたので)、次回、友達と一緒に行くときの楽しみにとっておこうと思います。