4/28/2014

Healdsburgへドライブ

車が届いてから、週末は近郊の街に日帰りでドライブすることが多いのですが、どの場所もとても素敵だったので、最近訪れた観光スポットについて紹介していきたいと思います。

第一弾は、3月30日に訪れた、ソノマカウンティーにあるヒールズバーグについて。

いつも旅行前に車をチャージしているのですが、ベイエリアの最寄の急速充電スポットはフリーモントのテスラにあります。そこからヒールズバーグまでの道のりは以下の通り。



高速道路はフリーウェイと呼び、基本的に無料です(今回のルートでは、海峡を渡るときに一部有料区間がありましたが)。日本では高速道路は有料で、しかも連休等は混雑で全く進まない~という悲惨な事態が当たり前ですよね(特に東京近郊)。こちらでは車線も多く、スイスイ進むのが普通。そのため、車には「オートクルーズ」という機能(アクセルペダルを踏み続けることなくセットした速度を維持して走り続けてくれる)が付いていて、これが非常に便利なのです。ずっとペダルを踏み続けなくてもいいから運転手も楽だし、安定した乗り心地で同乗者も快適。頻繁に減速したり、止まる必要がある日本だとこの機能は不要になってしまうので、アメリカならではの装置と言えるかな。

ソノマカウンティーはナパバレーと並ぶワインの生産で有名な地域(これらの地域はワインカントリーと呼ばれています)。ナパの方が日本人に知られた地名かと思いますが、ソノマにもたくさんのワイナリーがあって、その中でもヒールズバーグは観光に適したかわいい街です。

ソノマ市役所
この日は昼過ぎに家を出発後、車の充電をしてから向かったので、ソノマへの到着は午後4時半ころになってしまいました。こちらは日没が遅い(この時期7時半くらい。夏時間をうまく利用しているので日が長いです)ため、外が明るく、まだ時間が早いと思いがちなので、時計を見てビックリということがよくあります。しかし、店じまいはとても早いので、色々な店を見ながらゆっくり観光したい人は朝早く家を出るに越したことはありません(当たり前か・・・)

ヒールズバーグの街並み
ジョー太がとても行きたがっていたベーカリーが日曜は16時に店じまいとのことで、残念ながら着いたときはもう閉店。「パグ子が昼までゴロゴロしてるせいだよ」と怒られました。。。

ここでワインテイスティング
せっかくワインカントリーに来たのだから、ということで、通りのすぐのところにあったこのTopelワイナリーのワインテイスティングをすることにしました。


ワインがズラリと並んでいます
テイスティングは、白、赤そしてスペシャルなワインのコースがありましたが、わたしたちは気分で白を選びました。5種類くらいを飲み比べてほろ酔いに。わたしたちの担当をしてくれたお兄さんがすごくフレンドリー(こちらの人は基本的にフレンドリーなんだけど)で、わたしたちの会話が日本語だとわかると「日本いいよね~、日本語は何年くらいで話せるようになる?」と色々ジョー太に聞いていました。どうやら彼の義母が日本に留学していたとかで、興味があったようです。

ベーコンカップケーキ!?
ワインテイスティングの後は街をぶらぶら。カップケーキ屋さんがあったので入ってみました。

わたしたちが注文したマカロンとカップケーキ
アメリカに来てから、本当にアメリカ人はカップケーキが大好きなんだな~と実感。甘すぎてとても食べれたものじゃないわ~っていう微妙なものから、本当に何個もいけちゃうわ~っていう美味しいものまで、いろいろ試しています。太る、太る・・・。ここのカップケーキはとても美味しかったです。

こじゃれたレストラン
今回は食事はしませんでしたが(カップケーキ以外)、ヒールズバーグにはお洒落なカフェや美味しいレストランがたくさんあるようです。開拓はまた次回に来たときの楽しみにしたいと思います(次は絶対早く起きます)

4/23/2014

アメリカ新生活スタート~電気自動車購入~

車社会アメリカ。広大な土地を移動するには車が無いと不便を来たします(ジョー太の実家のあるウィスコンシン州なんて、不便どころか生存できないかも・・・)。ここベイエリアについては、カルトレインバス等もありますが、全地域を網羅していないし、車と比べてやたら時間がかかるため、日常生活を円滑に送るために車はやはり必需品。そのため、車購入は渡米後の最優先事項のひとつでした(カリフォルニア州の運転免許証が無い方は、まず免許取得が先です。我が家の場合、ジョー太さんがアメリカ人なので、免許は16歳のときに取得済み。わたしはまだ・・・)

実はわたしたち、渡米の話が出る以前に、日本での車の購入を検討していたのですが、そのときから、電気自動車が非常に気になっていました。ゼロ・エミッション、環境のことを考えるとCO2を排出しない車の方が良いに決まってる。わたしは激しくエコな人ってわけではありませんが、ドイツ留学時にエコの精神に触れ、その後もなんとなく環境を気にしながら生きてきました。ジョー太も環境を大切にする家庭に育ったので(弟ロスはワシントン大学で環境政策学の修士を取得し、ホワイトハウスで環境顧問のインターンをしていました。よくエコな話を聞かせてくれる)、二人ともエコカーについては完全に意見が一致。買うなら電気自動車って決めていました(水素自動車でもいいのですが、現時点では電気自動車の方が現実的)

日本にいた頃は日産のリーフ(日本時代のブログでリーフ試乗についての記事を書いています)をレンタルして、東京から関西方面(伊勢神宮、神戸、京都)や北関東へ旅行に出かけたりしました。その際、リーフの素晴らしさと不便さをこれでもかと体験しました。

リーフの素晴らしさは電気自動車というその存在の意義に全て包含されますが、不便さについては、やはり航続距離の短さが挙げられます。現在のタイプで84マイル(=135キロ)。日本のサイトでは、JC08モードで228キロとなっていますが、アメリカの表示の方がより現実的だと思います。当たり前ですが、真夏にクーラー全開で渋滞のある山道を走った場合、もっとずっと航続距離は短くなります。この航続距離では、アメリカの広い大地をあちこち乗り回すことは不可能(狭い日本でも厳しかった・・・)。やはり、リーフは通勤等近距離移動時に使うセカンドカーとしての位置付けになってしまうのです。。。なお、過去のブログでは、充電スポットのインフラが整っていないことをボヤいていますが、そもそも頻繁に充電する必要が無い事が何より望ましいのです(一回の急速充電に30分。何度も充電を繰り返していると目的地への到着がどんどん遅れて、予定がめちゃくちゃになるという事態は体験済み)

それでは航続距離が長い電気自動車は存在するかって?存在します。一回の充電で300マイル(=483キロ)。日本のサイトによると最大502キロ。アメ車のテスラ(モデルS)です。

テスラを販売するテスラモーターズは、ここシリコンバレーのパロアルトに本社を構える電気自動車会社。CEOのイーロン・マスクは、アイアンマンのモデルとしても有名で、PayPalや宇宙産業のスペースXといった会社も立ち上げている凄すぎる企業家。ジョー太さんはアイアンマンが大好きで(主人公のトニー・スタークと同じマサチューセッツ工科大学を出ているので親近感が湧くらしい。ルックスは全く以って似ていませんが・・・)、イーロン・マスクもめちゃくちゃ尊敬しているので、テスラに乗ってみたい~といつも言っていました。

そして遂にテスラに乗る機会が訪れました。渡米後1週間はロスの住むシアトルに滞在したのですが、そのときテスラの販売店へ行き、試乗したのです。

展示車のハンドルを握りご満悦なジョー太
わたしも初めてテスラに乗りました。車内はとても広くて、シートも座り心地最高。未来的な内装も素敵。という風な具合でテスラに惚れ込んでしまいました。

このタッチスクリーンで車を操作します。走行中も常にマップやウェブが見れる。

広いトランク。
このトランク、更に下部分に収納スペースがあります。オプションのチャイルドシートも後方に2席設置可能なので、最大7人乗車できる。ファミリーカーとしても秀逸。

フロント部分
はい、エンジンがありません。ここも収納スペースになっています。人が1人入れる広さ。

シアトルの街を試乗中
これ、運転しているのは弟のロスです。ジョー太はこの時アメリカの自動車保険に未加入だったので運転できず、後部座席での試乗に甘んじることになったのでした(運転する気満々だったのに残念なジョー太さん)。わたしも一緒に後ろに乗ったのですが、とにかく走りがスムーズ、そして静か。加速も凄い。ロスがふざけて(ふざけないで欲しい)スピードを急に出したので、ジェットコースターに乗っているような感じで、絶叫系が苦手なわたしは生きた心地がしませんでした。しかし、安定して走行しているときはあまりのスムーズさと静けさのため、高速で走行していてもスピードをそれほど感じません。気持ちよくて試乗中なのに眠気を感じ、うつらうつらしてしまいました。

試乗後、家族会議。テスラに乗ってしまったからにはもう他の車には乗れないね~という感じで、最終的にジョー太が「オレは買う」と決断。テスラを我が家に迎えることにしたのでした。

決して安くはない車ですが、単なる自己満足の対象ではなく(もちろんカッコイイ車に乗っていることの満足感はありますが)、この車を購入することで「環境を汚染せず、ガソリンに依存した社会の改善に貢献」するというテスラモーターズの理念に共感し、それを自分たちのポリシーとして外にも発信できるという素晴らしさがあります。


排気ガスゼロ
日本ではまだほとんど見かけないテスラですが、シリコンバレーではけっこう走っています(電気自動車自体が日本より多い。リーフも良く見かけます)。ここの人たちからは地元産の夢のある車という感じで愛されているようです。乗っているとよく他人の視線を感じるので、不用意に変顔とかできません・・・。また、他のテスラオーナーたちと交流が生まれたりもします。

テスラが来てから毎週末ドライブに出かけているのですが、遠出しても航続距離でストレスを感じることは全くありません。平日は、月曜にジョー太が会社でフル充電すると、その週は週末まで充電無しで余裕で過ごせます(ジョー太の通勤距離は往復30キロくらい)。しかも、充電は基本的に無料なので、金銭面でも長期的に考えて優れた選択だと思います。

広大なアメリカですが、運転さえ頑張ればロスのいるシアトルはもちろん、パパママのいるウィスコンシン州だってロードトリップできちゃいますこちら。ジョー太の親友ブレットのいるテキサスにここから行くのは2015年末まで厳しそうだけど)

我が家のテスラ。フリーモントのスーパーチャージャーにて
大きな車ですが、ベイエリアの広い道では問題なし(シアトルの街中ではちょっと大きすぎる印象でしたが)。全面ガラス張りのルーフから、シリコンバレーの真っ青な空が見えて気持ち良いです。

しかし、まだわたしには運転免許の実技試験でこの車を操る自信が・・・全く無い(日本ではペーパーでした。そうそう、ここの実技試験は自分の車で受けます)。初めてのキズを作らないように頑張ります。テスラちゃん、よろしくね。

4/18/2014

アメリカ新生活スタート~携帯電話~

こんなに携帯電話に依存し始めたのはいつからだったのか・・・スマフォの時代になり、余計に手放せないものになっている気がします。高校時代にドイツのミュンヘンに短期留学したことがありますが(十数年前っすね)、そのときは現地でも携帯を持たず、地図を片手に街を散策して、時刻表を頼りに電車やバスを待って、分からない事は現地の人に声をかけて訊いて、辞書を開いて単語を調べて・・・。今では、GPS機能とナビで正確な時間に迷わず目的地に到着できるし、ググればすぐに問題は解決。アプリで辞書を入れておけば、分厚くて重い本を持ち歩かなくて済む。味気ない気もしますが、こうやって生活はどんどん便利になってきました。

それが、今回、渡米後1週間半ほど携帯電話を巡って右往左往する破目に。これはあくまでも、個人的な執着が招いた事態ですが、こういうこともあるんだな~程度に読んで頂ければ幸いです。

まず、海外で携帯電話を持ちたい場合、出張など短期の滞在であれば、国際ローミングサービスを利用する人が多いかと思います。まぁ、アメリカなどでは日本と違い、フリーのWiFiを使用できるスポットが多いので(ちなみに、マウンテンビューは町全体でグーグルのフリーWiFiが使用できます。場所によって弱弱しいけど・・・)、観光旅行程度であれば、高い国際ローミングを利用しなくてもネットに関しては事足りるかな(実際わたしは利用したことがありません)長期滞在や永住などの場合、日本の携帯電話の契約を解約または休眠状態にしてくることが多いと思うので、携帯電話を持つために、現地の携帯電話会社と契約する必要があるかと思います。

アメリカの携帯電話会社で有名なのは、AT&TverisonT-Mobileの三会社。また、ここベイエリアでは、日系のドコモKDDIもサービスを提供しています。

わたしの場合、ジョー太の両親がveraisonと契約していて、そのファミリープランに乗っかれるとのことだったので、最初はveraisonのMobile Hotspotsを購入しようかと検討しました(上記三会社の中でもverisonが一番電波が良いと定評があるし)。これは携帯電話ではなく、あくまでもWiFiのホットスポットです。携帯電話自体は、去年auでハイスペックなhtc J oneを発売と同時に購入したので、この携帯をネットに接続させてそのままアメリカでも使用し続けようと考えていました。
このモデルです
理想を言えば、この携帯電話のSIMカードを交換して、「WiFiによるネット機能」だけではなく、「電話機能」や「データ通信機能」も使いたかったのですが、auはSIMロック解除を認めていないので(auの見解→こちら渡米前に交渉したけどやっぱりダメでした・・・)、諦めて小型タブレットとして使用することを考えたわけです。そうなると、アメリカで携帯電話番号を持たないことになりますが、現在こちらで仕事をしているわけではないし、普段から家族や友人とはスカイプやグーグルハングアウト等を使って連絡を取っているので、外出先でネットにさえ接続できればよしという感じでした。しかも、新たに携帯電話を購入するよりも安く済むので、これでいいかな、と。

しかし、その後、ジョー太が日本で使用していた携帯電話の機種(会社支給)がSIMフリーでアメリカでも電話として使用できることが発覚し、T-Mobileと契約することでこちらで使い続けられることがわかったので、ジョー太とわたしだけファミリープランで新規にT-Mobileと契約することになりました(会社の割引も受けられるのでお得でした。安いのが大事)。こうして、わたしもおこぼれに預かって携帯電話番号を持ち、無制限のデータ通信ができることになりました。しかし、問題はどの機種を使うかってこと。

ここでも、可能であればわたしのhtcを使い続けたいと思っていたので、試しにT-MobileのSIMカードを入れたのですが、やっぱりダメ。。。びくともしない。店員さんが、「カンガルーに持っていけばSIMロック解除できるかもよ」と教えてくれたので、ダメ元でカンガルーへ行くことにしました。カンガルー、正式名称mobilekangaroo。電子機器の何でも屋さん的なところ。最寄のサンノゼ店へ行ったのですが、気だるそうなオタクっぽい兄さんが接客してくれました。「マネージャーに聞かないと分からないけど、auでもできると思うよ~」とのことで、69ドルを支払い、連絡を待つことになりました。

ちなみに、繰り返しSIMロックうんたらかんたらと言っていますが、SIMロックとは、特定の携帯電話会社のSIMカードしか使えない状態のことを指します。逆にSIMロックフリーの携帯電話は、通信方式や周波数に対応していれば、どこの携帯電話会社のSIMカードを挿入しても電話やデータ通信ができるので、日本からアメリカに持ってきてもSIMカードを交換して使用し続けることができます。

日本の場合、ほとんどの携帯電話にSIMロックが施されているので、日本国内の特定の携帯電話会社以外では使えない事になっています。つまり、auでhtcを買ったのであれば、その携帯で電話やデータ通信をしたい場合、ずっとauと契約し続けなければいけないということです。当然、海外で現地携帯電話会社と契約して使用することは不可能。なんでこんな縛りがあるかって言うと、SIMロックが施された携帯を販売することでユーザーを長期間囲い込むことができるので、安定かつ継続的な利用収入を得られるため、この得られるであろう利益を見込んで、携帯電話会社が携帯電話を安く提供するというビジネスモデルが確立しているから。

海外でもこのビジネスモデルを採用している国は多いようですが、日本と異なり、一定期間使用後はSIMロック解除を義務付けている国やそもそもSIMロックフリーが原則になっている国も多数ありますwiki)。

日本でも、docomoは一部機種に限ってSIMロック解除を認めています(ジョー太はdocomoと契約していました。docomoSIMロック解除の手続。ソフトバンクも一部機種のSIMロック解除を認めているらしいですが、詳細は各自お調べください)。ちなみに、この手続は、日本国内にいる間しかできません。サンノゼのdocomoに問い合わせたのですが、現地では解除できないとのこと。って、いつもこういう答えが返ってくるけど、現地にいるからこそSIMロック解除の必要性も生じるわけで・・・不便極まりないです。

でも、docomoは機種によってSIMロック解除の道があるからまだマシ。auは本当に信じられないくらい頑固で、自分たちの利益を優先させて顧客に不都合を強いているとしか思えません。一定の利益を見込んで携帯電話を安く販売しているなら、諸外国みたいに、一定期間経過後は解除を認めてもいいでしょうに。ずっと囲い込みたいっていうその魂胆が嫌らしいわ。ちなみにわたしなんてIDOの時代からのユーザーなのに。浮気もせずにau使ってきたのに、この仕打ち。

なんでこんなに鼻息荒くなっているかと言うと、結局カンガルーでも解除できなかったからです。後日あの気だるいオタク兄さんから電話がかかってきて、「auはね~解除するとイリーガルになっちゃうんだよね~sorry」って。イリーガルだろうが何だろうがやっちまいな!って言いたかったけど(法律家としてあるまじき発言)、言葉をぐっと飲み込んで、諦めたわけです。

現在どうしているかと言うと、ジョー太のdocomoの古い携帯(SIMロック解除済み)にT-MobileのSIMカードを挿して電話として使用し、その携帯のデータをテザリングしてhtcを小型タブレットとして使用しています。二台持ち・・・。ここまでhtcに執着せず、さっさと現地の携帯電話を買ってしまえばそれまでだったのですが、htcはハイスペックで大好きだし、アプリとかいろいろ自分仕様にしていたので愛着あるし、ちょっと粘ってみようって思っちゃったのよね。

また年月が経ったら新しいスマフォの購入を考えますが、今のところこれで満足。以上、携帯電話騒動でした。

4/15/2014

アメリカ新生活スタート~家具購入~

前回はアパート探しについて書きました過去記事)。その中で、会社のアパートに1週間しか滞在できなかったと記載しましたが、今日、語学学校の友達と話をしていて衝撃的な事実が発覚。彼女の旦那さんはジョー太と同じ会社で働いていて、ジョー太同様、最近本社に転勤してきたのですが、引越しの際に、引越しパックと3ヶ月無料の社宅ステイも付いてきたとのこと。。。うちと大違いじゃん(ちなみに、仕事上のポジションはほぼ同じ)。彼女も旦那さんも非アメリカ市民なので、異国の地での生活立ち上げの困難緩和のために会社が色々と面倒を看ているのはわかるけど・・・。いくらアメリカ人でもジョー太さん放置されすぎでしょ・・・と。ライオンが子ライオンを崖に突き落とすような転勤。日本人のわたしにとってはかなりしんどかったわ。まぁ、おかげで逞しくなりました。

さてさて、今回は家具購入について。日本で愛用していた家具は実家に送ったり泣く泣く処分したり、全てお別れしてきたので、こちらで新たに買いなおす必要がありました。

処分のときに非常に切ない思いをしたので、「もう高い家具は買わない!」と二人で誓い、中古も視野に入れてCraigslistを見たりしました。しかし、一気に家具を揃えたいと思っていたので、一つ一つの家具について点在している持ち主とやり取りをしなければいけないのを面倒に思い(売り手が個人だとレスポンスもまちまちで急いでいるときにストレスが溜まるし)、結局、パロアルトのIKEAでまとめて購入することにしました。

実はこれが初めてのIKEA体験だったわたしたち。大きな店舗の中で正しいルートに乗るまで若干挙動不審にウロつきましたが、やり方を把握した後は、順調にお目当ての家具の番号を携帯の写真に収めていきました。後日、日本のIKEAのサイトにある「IKEAお買い物ガイド」を見たところ、フロアの造りや店内の様子など、日本もアメリカも全く同じ(店内の案内が日本語表示か英語表示かの違いのみ)感じなのにビックリ。国際的に画一化させて、合理的に商品を販売するというIKEAの戦略が垣間見れて面白いな~と思いました。店内に食事のできるエリアがあったり、スウェーデンのミートボールが売られていたり、家具だけに止まらないIKEAの店内。一日いても飽きないわ~とまんまと戦略に乗せられてしまったわたしたちでした。



家を契約したのが3月12日、会社のアパートから新居に移ったのが13日(1週間どころか4日で引っ越したわ)。13日の夕方に家具を購入後、配送されたのが15日だったので、その間空っぽの部屋で過ごすことになりました。ここに来て、床に座って床で寝るという日本様式になるとは。。。ベッドより床で寝るのが好きなジョー太は、「ベッドいらなかったよな~」とのたまっていました。

何も無い部屋で床に座ってうどんを食べました
家具が届いてからはジョー太さんの出番。IKEAの家具は組み立てが必要なのですが、ジョー太はこういう作業を得意としているので、全てお任せ。わたしは床に寝転がって本を読んだりしていました(ネットがまだ無かった)

プロのような手捌きでテーブルを作るジョー太
こうして無事に家具も揃いました。テレビ台、ダイニングテーブル、テーブル、イス、ソファー、ベッド、チェスト、その他小物類を合わせて1600ドル程度。さすがはIKEA、安いです。

家電については、前回記事でも書きましたが、ほとんどアパートにくっついてきたので、購入不要で本当に助かりました。唯一、テレビと掃除機は新たにBest Buyで購入しました。Best Buyはアメリカの家電量販店(日本未進出)です。店舗は比較的にどこにでもあって、郊外のヤマダ電機のような雰囲気。わたしたちはかなりのテレビっ子なので(アメリカのドラマを大量に観ている)、テレビは若干奮発して大きめのサイズを買いました。それでも日本と比べるとテレビなど安い印象でした。

肝心のネットですが、わたしたちはxfinityと契約を結びました。我が家のケーブルがリスに齧られていたことが発覚したため、余計な工事が必要になって開通に時間がかかりましたが、今ではネットもテレビも問題なく動いています。

この部屋に住んで1ヶ月が経過しましたが、北欧の家具と北欧系の男(=ジョー太)と共に、それなりに快適な生活を営んでいます。だんだんここがホームだって感じるようになってきました。

4/11/2014

アメリカ新生活スタート~家探しその2~

今週は毎日夏のような天気。ジョー太さんの誕生日パーティー、ナパへのドライブ、友達の家でのハンバーガーパーティーなどなど、イベント尽くしの一週間を過ごしました。慌しい東京での生活から一変、人生の夏休みのような毎日を送っている今日この頃です。

さて、今日の記事はベイエリアでの家探しその2(その1は→過去記事)。わたしたちの家探し体験について書きたいと思います。

会社のアパートの滞在予約が1週間だったので(このアパート、世界中から出張で本社に来ている人たちの宿泊施設なので、基本、定住組は長期で滞在できません。出張の人は無料で宿泊できますが、わたしたちは一日150ドルくらいを引越費用から支払う必要がありました。会社こういうところでケチ・・・)3月16日には出て行かなければならないのに、ジョー太さんの仕事始めが10日からだったので、物件探しに割ける時間がかなり少ない状態でした(結局アメリカ入国後もドタバタですね・・・)。午前中にわたしが気に入った物件を探し、それをジョー太に伝え、彼が賃貸人とコンタクトを取り、夕方見に行くというパターン。

物件探しについて、その1でCraigslistを紹介しましたが、実際に使ったサイトはPadmapperと言うサイトです。このサイト、グーグルマップ上にCraigslistに投稿されている物件の正確な場所と情報が表示されるという優れもの。Craigslistにも地図表示機能がありますが、正直使い勝手が悪い。ジョー太が同僚から、Padmapperのことを教えてもらい、使ってみたのですが、感覚的にサクサク検索できて、本当に大助かりでした(このPadmapperさん、Craigslistから著作権侵害等で訴えられて現在も裁判係属中ですが、使う上で不都合はありませんでした。裁判について詳細→wiki)。

Padmapperのフィルターで1600ドル~2500ドルくらいの1ベッドルーム(日本は1R・1LDK等で間取り表示をしますが、こちらではベッドルームの数で表示するのが普通のようです)の物件を検索し、写真等を見て気に入る場所を選別しました。その後、アポが取れた物件について、3月11日に2物件、12日に6物件を回り決定しました。写真が良い感じに撮れていても、実際に行ってみると部屋の造りが安っぽかったり、きちんとリフォームされていなかったり、景色が悪かったり、近所が微妙だったり・・・色々と問題が出てくるので、必ず足を運んで、納得がいくまでチェックすることが肝心。また、こちらの物件は築年数が古いものが多いので(日本のように新築信仰がありません)、問題が起きたときにちゃんと管理会社がメンテナンスをしてくれるかどうか、管理している人々の人柄についてもしっかり確認しておくとよいです。

わたしたちのアパートではありませんが、モデルルームがあった物件の写真を撮ったので、ちょっと紹介。ベイエリアの1ベッドルームの物件は平均的にこのような雰囲気でした(わたしたちが回った範囲で)。

キッチン
日本と異なり、家電(オーブン・レンジ・冷蔵庫・食器洗い乾燥機等)は備え付けがほとんどです。洗濯機・乾燥機については、部屋に付いている物件と、共有スペースに置いてある物件のどちらかという感じ。うちのアパートは部屋に備え付けです。日本では引越しの度にMY家電が悩みの種だったので(冷蔵庫や洗濯機のサイズに気を揉んでストレスが溜まったし、移動させるのも難儀だし。処分も面倒がかかるし・・・)、アメリカの制度は本当に助かる。

ベッドルーム
東京の一般的な1LDKと比べて、ベッドルームが広いです。まぁ、ベッドルームだけでなく、部屋自体が広いです。目白に住んでいたときは1LDKで40平米でしたが、今のアパートは同じ間取りで70平米あります。

バスルーム
こちらの物件は、風呂とトイレが一緒のところがほとんどです。これは日本の別々形式に軍配が上がるかな~。それに、こちらのトイレ、とてもシンプルです。ジョー太さん、日本のウォッシュレットが大好きだったので、アメリカの時代遅れのようなトイレが嫌だ~と嘆いていました(こういうところ日本人化してる)。余談ですが、アメリカのレストランとかデパートとかの公衆トイレですが、上下に隙間がありすぎてもう破廉恥極まりない感じです。日本の密室トイレに慣れ親しんできた者にとって、落ち着いて用も足せないぜという・・・。もちろん音姫とかもありません。

プール
ベイエリアのアパートはプールとジムが付いている確率が高いです。わたしたちのアパートにも住民専用のプール、スパ、バーベキュー設備、ジムが付いています。日本ではジムに通ったことが無かったわたしですが、こちらに来てからはけっこう使っています。船便で水着が届いたら(船便がまだ届かない・・・)プールデビューもしようと思ってます。最近もう暑いしね~。

というわけで、今の物件はけっこう気に入っています。場所的には、ジョー太の会社もわたしの学校もそれなりに通いやすいし、近くにアジア系のスーパーも多いので和食が欲しくなったときに便利。住民はインド系が多い感じですが、彼らは非常に優秀なので、安心できます。緑が多いので、動物がいっぱい生息していて、観察するのが楽しいです。朝、晩のカラスの大騒ぎ(ヒッチコックの『鳥』のよう)には多少苦労していますが、まぁ、慣れてしまえば気にならない感じかな。。。

そんなこんなの、家探しでした。

余談。その1で、ベイエリアは全米でも1,2位を争う住宅高額地域だと書きました。海に囲まれていて土地が限られているところに、IT企業の高所得者が多数住んでいるため、住宅価格が跳ね上がっていることが主な原因ですが、彼らの多くが30代になって、家庭を持ち始めたので、良い学区の家は恐ろしく高い状態になっているようです。家を買うとなると、アパート探し以上に厳しい現実があるかもしれません。

また、IT企業の富裕層がシリコンバレーからサンフランシスコの方へ住まいを移し始めた影響で(わたしの友達もサンフランシスコに住んで、シリコンバレーに通っている人が多いです)、サンフランシスコの住宅価格が高騰し、低・中所得者がデモを起こす事件も発生しています。グーグルバス(社員の通勤のためのサンフランから本社までのシャトルバス)が標的になっているようです。これ以上地元住民との対立が深まらないことを願うばかりですが、この地域の特殊性からして、解決するのはとても難しい気がします。

4/04/2014

アメリカ新生活スタート~家探しその1~

3月9日にベイエリアに戻り、その後1週間は会社のアパートに滞在することになりました。ジョー太の会社は、この地域のアパート何件かと提携しているのですが、今回予約が取れたアパートは、去年の10月にジョー太の出張にお供してこちらに遊びに来たときに泊まった場所と同じだったので、勝手知ったる我が家に戻ったような気持ちになりました。

しかし、ここに泊まれるのはたったの1週間。その間に、自分たちの住む場所を見つけなければいけません。まだ土地勘が無い中、模索状態でのアパート探し。でも、もともと物件探しは大好きだったので、あまり苦に感じませんでした(東京に住んでいたときも、よくふたりで不動産巡りをしました。アメリカ転勤の話が出る前は、恵比寿の界隈に引っ越そうと思っていて、週末になるとマンションを見に行っていました.。懐かしいな~)。

さて、ここベイエリアはとてもバブリーな地域(企業家や超有名IT企業等で働く富裕層が多いから)。住まいに関しては、全米でも1、2を争う高額地域です。渡米前に、こちらに住む友人から、「家賃高いよ~」と脅されていたので、ある程度の心構えはありました。それに、物価が(死ぬほど)高い東京に住んでいたのだから、恐るるに足らず!と高を括っていました。

実際のところ、アパートの賃料については(その他の不動産の価格は今回調べていないのでわかりません)、エリアにも依りますが、東京よりも高いという印象はありませんでした。東京(広尾、恵比寿等)と同じ値段でもっと広いところに住めるかな~という感じ。しかも、こちらの場合、プールやジムといった設備も付いてくるので、お得感がありました。確かに、ウィスコンシン州(ジョー太実家)と比べると、めっちゃ高いわ~って思いますが。。。

次に、ベイエリアでのアパート(賃貸だけの総合住宅。その他、住まいのタイプとしては、分譲のコンドミニアム等もあります)の探し方ですが、Craigslistというサイトで探すのが一般的かと思います。Craigslistは、生活情報交換サイトなのですが、物件以外にも本当に様々なものが投稿されている便利なサイトです。ちなみに東京版もあります(こちら)。見ているだけでも楽しいです。

日本だと、不動産業者(エージェント)を仲介して契約するのが通常ですよね。Craigslistの場合、直接賃貸人と交渉して契約も結びます。我が家は英語が堪能(というか母国語)なジョー太さんがいるので、一連の手続は非常にスムーズに進んだのですが、物件選びや契約締結等を自力でやるのが大変だな~いう方は、仲介料はとられるものの、エージェントを通して契約を結ぶといいかもしれません(ベイエリアには日本語ができるエージェントも大勢いるので)。

今回も長くなってしまったので(書き始めると次から次へと書きたいことが出てきて筆が止まらなくなります・・・。最近日中はずっと英語で生活しているのでその反動?)、わたしたちの家探しの詳細は次回で。ベイエリアは明日から気温も上がって、快晴が戻るみたいですが、日本の天気はどんなでしょうか~。みなさん良い週末を!

4/03/2014

アメリカ新生活スタート~まずは入国~

今日からアメリカでの出来事について書いていきます(遂に!)。

3月2日午後6時に日本を(バタバタと)出国し、同日昼過ぎにLAXに到着。

入国審査では、アメリカ国籍者とそれ以外に分かれているので、ジョー太さんとは暫しのお別れ。場所がロサンゼルスだったということもあり、日本の団体観光客らしき人たちが既に長い列を作っていて、「あぁ、ジョー太を待たせることになりそうだな~」と思っていたところ、別の窓口に人が現れて、団体さんたちはそちらへ移動していったので、思ったよりも早く進むことができました。

審査官はメキシコ系のお兄さん。パッと見強面だったので、ちょっとドキドキ。こういう時って、後ろめたい事がなくても、すごくナーバスな気分になってしまうのはなぜかしら。。。パスポートとI-20と税関申告書を渡したところ、お兄さん、「Oh~」とか変なため息をつくもんだから、心臓がバクンバクンと危ない状態になりかける始末。どうやら税関申告書にサインをし忘れていたようで(全くもってオッチョコチョイなわたしです)、あわててサインをしようとしたところ、ペンが無いことに気付く(ジョー太の鞄に入れちゃったのです)。肩を窄める日本人っぽくないジェスチャーをしながら、「すみません、ペン忘れました・・・」と拙い英語で訴えたところ、「ハァ?学生なのにペン持ってないのかい(笑)」と、ここは学校?と勘違いするような会話を交わした後、お兄さん、離れたところにいる別の審査官に「ヘイ!お前ペン持ってる??」・・・お前もか!!と心の中で叫びました。

その後、ペンを借りて無事にサイン完了。「○○(パグ子の名前)、学校で何を勉強するの?」、「○○、どのくらい滞在する予定?」など一々わたしの名前を呼びかけてくるのが若干気にはなりましたが、軽い世間話のような会話を二言三言交わして終了。写真を撮って指紋を採取した後、「○○、しっかり勉強しろよ!」と最後に言われました。

ところで、学生ビザの滞在期限について、I-94に書いてあるという説明をよく見かけます(学生ビザ、滞在期限でググッたりするとね)。このI-94(ビザ保有者用出入国カード)は、従来、入国の際に記入していたようですが、現在、空路・海路での入国の場合については、電子化のため記入する必要はなくなっています(詳しくは→ここ)。なお、自分のI-94の内容を知りたい場合は、左にリンクを張ったサイトの「Get I-94 Number Now」で確認できます。

こういうわけで、無事にアメリカ入国を果たし、2時間くらいLAXの中にあるVirginのラウンジ(こちら)で飲み食いして寛いだ後、サンノゼ国際空港に向けて飛びました。

今回初めてVirginを利用したのですが、機内の内装は近未来的で、短時間のフライト(1時間強)にもかかわらず、各席に画面も付いていて、更に、離陸前に流れるセーフティービデオがエンターテイメント性に溢れていて素敵でした。

機内の様子
各席に画面が付いています

残念なことに、LA-サンノゼ間のこのフライトは今年の5月で終了するらしいです。見積もりより利用客が少なかったそうです。。。サンノゼ空港がんばれ~。

午後9時頃サンノゼに到着し、あの大量の荷物を本社の友達に預けて、その足でシアトルへ飛びました。航空会社はサウスウエストでした。この便、なんと自由席。今まで飛行機で自由席の体験がなかったので、ちょっとびっくりでした。

11時過ぎにシアトル到着。本当にずっと空の上にいるような一日だったので、飛行機に乗り慣れてはいるものの、さすがにぐったり。こうも頻繁に乗換えがあると疲れます。ロス(ジョー太弟。シアトル在住)が空港まで迎えに来てくれて、久しぶり(と言ってもたったの4ヶ月ぶり)の再会を果たし、みんなで遅い夕飯を食べたのでした。

ここから1週間シアトルに滞在し、ジョー太の家族や気が置けない友達たちと楽しい時間を過ごしました。このシアトル滞在については、またの機会に旅行記として書けたらいいな~と思っています。

そして3月9日、マウンテンビューに戻り、ここベイエリアでの新生活が始まりました。

4/02/2014

アメリカ引越大作戦~荷物との格闘~

引越貧乏、正にその通り!と開き直って笑ってしまうくらい、今まで多くの引越しをし、その度にあれやこれやとお金が飛んでいった過去を持つわたしですが、今回の引越しは、ある面で成功、ある面で失敗という悲喜交々の体験になりました。以下では、引越作業について荷物等のことを中心に書きたいと思います。

駐在員の方など、国際引越しの場合、国際引越しパック的なものを使用するのでしょうか?会社が全部手配してくれたりするのでしょうか?会社や境遇にも依りけりかと思いますが、わたしたちの場合は、ジョー太の会社から引越費用がボーナスという形で支給されて、そのお金をどのように使うかはわたしたち次第という自由な(自由すぎる)形でした。もちろん、余ったお金は懐に入るというわけで、なんとか節約しようと画策。

引越しパックは高いという印象があったので(&過去に本社に移った友達たちも引越しパックを使っていなかったので)、自分たちでパッキングして、船便と当日の預け荷物&手荷物でなんとかしようという話に落ち着きました(家具や家電は全て日本に残して、アメリカで新たに買うことにしました)。

船便については、郵便局の国際小包船便を利用することにしました(郵便局の国際小包について詳細は→ここ)。長さ1.05メートル以内、長さ+(高さ+幅)×2=2メートル以内のダンボールを数個用意し、「マウンテンビュー行き」、「ウィスコンシン(ジョー太実家)行き」の荷物に分けて、すぐに使わないもの、捨てたくはないけど引越し先で使用しないものなど、それぞれのダンボールに放り込んでいきました(あまり考えず、直感的に)。

結果、規定の30キロギリギリの小包3つ(1つ13,750円)、21キロの小包2つ(1つ10,950円)で合計63,150円でした。

その他、パグ子の思い出の品等はダンボールに入れて、ソファー、テレビ、洗濯乾燥機、テレビ台、ジョー太自転車等と一緒に、クロネコヤマトの単身引越しサービスで伊豆(パグ子実家)へ送りました。全部で48,000円でした(ソファーが大きかったため、プラス料金が発生した)。

クロネコヤマトで荷物を伊豆に送ったのが2月23日(日)。国際小包を郵便で送ったのが3月1日(土)(本当に全てギリギリ・・・)。

最後に、引越し直前まで使っていた品を3月2日にゆうパックでパグ子実家に送りました(2,100円)。

送付系の荷物はここまで。後は当日に預け荷物&手荷物として持っていく荷物と、日本でお別れするもの(実家に送らない家具、家電等)の片付け。

預け荷物にはジョー太のデスクトップPCやプレステも入れました(細心の注意を払って、一か八かで。今のところ、壊れていません)。わたしたちはシンガポール航空を利用したのですが、1人2個まで無料とのことだったので、合計4個、23キロになるまで本当に限界まで詰めました。

手荷物については、1人1個とのことでしたが、ジョー太のデカイ袋に色んなものを詰めて、帽子は被って、重ね着しまくりで挑んだところ、何も言われずに搭乗する事ができました。

預け荷物と手荷物
大荷物です
出発の日、朝から霙交じりの悪天候の中、これらの荷物を持って山手線に乗って本当に辛かった・・・(しかも、わたしが荷物を落として電車に挟まれそうになっても、誰一人として声をかけてくれず、車掌さんすらも早く下りてくださいとか言ってくるし。。。日本の最後の瞬間、ちょっと日本人(東京人)って冷たいよねーと寂しい気持ちになったのでした)。

日本でお別れ(処分)する家電等については、ちょっと・・・いや大きな失敗をしてしまいました。大切に使用していた愛着あるものだし、まだ使えるものは必要とする人に譲りたいという思いから、貰い手を捜していたのですが、全部欲しいと名乗りを上げていた会社の友人が、「奥さんに相談したらやっぱりちょっと・・・」ということで直前になってキャンセルしてきたのです。そのため、急遽ポストに入っていたチラシからリサイクル業者を選んで引き取ってもらおうとしたのですが、ジョー太がチラシを間違え、リサイクルではなく廃品回収の業者が来てしまったのでした(3月2日の出発前の予約だったので変更できなかった)。結果、愛着ある家電や家具たちはゴミとなり、更に引き取りの料金を12万円も取られるという・・・痛すぎる出来事でした。

何度も書きますが、もっとゆとりを持って準備すればこのような事態にならなかったと思います。でも、もう起きてしまったこと。悔しいときはジョー太とふたりで「全部○○(貰ってくれなかった同僚)のせい!」と呪文を唱えるように責任転嫁しています。

こうして、無事(?)国際引越しを終えたわたしたち(タイトルで大作戦とか言っていますが、全く作戦なしの行き当たりばったり引越しでした・・・)。家族、親友をはじめ本当に色々な人の助けがあってやっとこさここまでこれました。もう引越しはしたくない・・・と言うのが本音ですが、また日本に戻る可能性もあるし、アメリカの中で引越しをする可能性もあるので、引越しの度に、少しずつでも賢くなっていきたいと思う今日この頃です。

次回からアメリカ入国後のことを書いていきたいと思います。

4/01/2014

アメリカ引越大作戦~国際運転免許証取得~

今日から4月(日本はもう2日かな)。東京では桜が咲く中、新生活をスタートさせた方々が、期待と不安を抱えながら新たな環境での一歩を踏み出している頃だと思います。パグ子も、ここベイエリアで、語学学校の初授業がありました。教室に足を踏み入れる瞬間に、ふと日本のみなさんのことを考えて、「わたしもガンバロー」と思いました。

さてさて、ブログ上ではまだ日本を出国できておらず恐縮ですが(全然カリフォルニア生活が書けていませんね・・・ブログ横のツイッターではどうでもいい事を比較的タイムリーに呟いてはいますが。。。)、今回は国際運転免許証について書きたいと思います。

国際運転免許証ってよく聞きますが、わたしは今回の手続をするまで実物を見たことはありませんでした(アメリカ人のジョー太は国際運転免許証ではなく、外免切替で得た日本の運転免許証を持っているし)。

これが国際運転免許証です。
厚めの紙が三つ折になっています。パスポートよりちょっと大きいくらいという中途半端なサイズ。

開くとこんな感じ
この国際運転免許証、免許証って言う名前ですが、これ自体では免許証とはならない(あくまでも自国で有効な運転免許証を持っていることの証明・翻訳文書)ので、外国に行く(&運転する)際には日本の運転免許証も一緒に携帯する必要があります。

国際運転免許証は、「締結国相互間ではお互いの運転免許を認め合い、相手国の運転免許を取得せずとも、自国の免許だけで運転できるようにしよう」という趣旨の条約に基づいて発行されるものです。条約はジュネーブ条約とウィーン条約の二つがあり、日本はジュネーブ条約のみ批准しています。そのため、日本の運転免許証で運転できる国は、ジュネーブ条約加盟国に限られています(ジュネーブ条約非加盟国でも、ドイツなど、二国間の協定で運転可能な国もあります)。

「国際運転免許証のしおり」の裏面の加盟国一覧
アメリカ合衆国もジュネーブ条約加盟国ですね。

ということで、国際運転免許証の発給をしてもらうために、新宿運転免許センターへ行ってきました。都内では、府中、鮫洲、江東の各運転免許試験場の他、神田、新宿、世田谷、板橋、立川の各運転免許センターが発給窓口になっています。新宿運転免許センターは都庁の第二本庁舎の2階にあるのですが、パスポート作成以来の都庁訪問だったので、3年前のことを思い出して、懐かしく感じました。


申請必要書類です(アプリ加工が雑・・・)。申請用紙、運転免許証、パスポート、写真(5×4)(詳しくは→ここ。なお、これは警視庁の場合なので、地方の方は管轄の警察署に確認してください)。必要事項を申請用紙に記入後、手数料2,400円を窓口で支払ます。その後、全ての書類と手数料の支払証明を申請受付窓口で提出し、10分程度で国際運転免許証が交付されました。

有効期限は発効日から1年間です。

無事に国際運転免許証も取得したし、ベイエリアで運転しちゃいますか!と意気揚々としていたところ・・・カリフォルニア州は居住者に対して、居住後10日以内にカリフォルニア州の運転免許を取得することを義務付けており、「国際運転免許証なんて認めないぜ」というスタンスであることが発覚(はい、行く前に調べなかったわたしが悪いのです)。上記手続は全くのムダに終わったわけです(なお、これは居住者についてなので、旅行者の場合はもちろん国際運転免許証で運転できます)。

アメリカは州によって法律が異なるため、行く前にちゃんと自分の暮らす州の決まりごとを調べておきましょう(ハワイは1年間有効みたいです)。

もう10日過ぎちゃってるけど、今週中にでもDMV行って筆記試験受けてきます。またレポートしますね~。ちなみに、アメリカ人であっても、他州の運転免許からカリフォルニアの運転免許に切り替える必要があり、その際には筆記試験を受ける必要があります。ジョー太さんは一足先にウィスコンシン州の免許にオサラバし、カリフォルニア州免許をゲットしたのでした。うらやまし~。