さて、今日の記事はベイエリアでの家探しその2(その1は→過去記事)。わたしたちの家探し体験について書きたいと思います。
会社のアパートの滞在予約が1週間だったので(このアパート、世界中から出張で本社に来ている人たちの宿泊施設なので、基本、定住組は長期で滞在できません。出張の人は無料で宿泊できますが、わたしたちは一日150ドルくらいを引越費用から支払う必要がありました。会社こういうところでケチ・・・)3月16日には出て行かなければならないのに、ジョー太さんの仕事始めが10日からだったので、物件探しに割ける時間がかなり少ない状態でした(結局アメリカ入国後もドタバタですね・・・)。午前中にわたしが気に入った物件を探し、それをジョー太に伝え、彼が賃貸人とコンタクトを取り、夕方見に行くというパターン。
物件探しについて、その1でCraigslistを紹介しましたが、実際に使ったサイトはPadmapperと言うサイトです。このサイト、グーグルマップ上にCraigslistに投稿されている物件の正確な場所と情報が表示されるという優れもの。Craigslistにも地図表示機能がありますが、正直使い勝手が悪い。ジョー太が同僚から、Padmapperのことを教えてもらい、使ってみたのですが、感覚的にサクサク検索できて、本当に大助かりでした(このPadmapperさん、Craigslistから著作権侵害等で訴えられて現在も裁判係属中ですが、使う上で不都合はありませんでした。裁判について詳細→wiki)。
Padmapperのフィルターで1600ドル~2500ドルくらいの1ベッドルーム(日本は1R・1LDK等で間取り表示をしますが、こちらではベッドルームの数で表示するのが普通のようです)の物件を検索し、写真等を見て気に入る場所を選別しました。その後、アポが取れた物件について、3月11日に2物件、12日に6物件を回り決定しました。写真が良い感じに撮れていても、実際に行ってみると部屋の造りが安っぽかったり、きちんとリフォームされていなかったり、景色が悪かったり、近所が微妙だったり・・・色々と問題が出てくるので、必ず足を運んで、納得がいくまでチェックすることが肝心。また、こちらの物件は築年数が古いものが多いので(日本のように新築信仰がありません)、問題が起きたときにちゃんと管理会社がメンテナンスをしてくれるかどうか、管理している人々の人柄についてもしっかり確認しておくとよいです。
わたしたちのアパートではありませんが、モデルルームがあった物件の写真を撮ったので、ちょっと紹介。ベイエリアの1ベッドルームの物件は平均的にこのような雰囲気でした(わたしたちが回った範囲で)。
キッチン |
ベッドルーム |
バスルーム |
プール |
というわけで、今の物件はけっこう気に入っています。場所的には、ジョー太の会社もわたしの学校もそれなりに通いやすいし、近くにアジア系のスーパーも多いので和食が欲しくなったときに便利。住民はインド系が多い感じですが、彼らは非常に優秀なので、安心できます。緑が多いので、動物がいっぱい生息していて、観察するのが楽しいです。朝、晩のカラスの大騒ぎ(ヒッチコックの『鳥』のよう)には多少苦労していますが、まぁ、慣れてしまえば気にならない感じかな。。。
そんなこんなの、家探しでした。
余談。その1で、ベイエリアは全米でも1,2位を争う住宅高額地域だと書きました。海に囲まれていて土地が限られているところに、IT企業の高所得者が多数住んでいるため、住宅価格が跳ね上がっていることが主な原因ですが、彼らの多くが30代になって、家庭を持ち始めたので、良い学区の家は恐ろしく高い状態になっているようです。家を買うとなると、アパート探し以上に厳しい現実があるかもしれません。
また、IT企業の富裕層がシリコンバレーからサンフランシスコの方へ住まいを移し始めた影響で(わたしの友達もサンフランシスコに住んで、シリコンバレーに通っている人が多いです)、サンフランシスコの住宅価格が高騰し、低・中所得者がデモを起こす事件も発生しています。グーグルバス(社員の通勤のためのサンフランから本社までのシャトルバス)が標的になっているようです。これ以上地元住民との対立が深まらないことを願うばかりですが、この地域の特殊性からして、解決するのはとても難しい気がします。
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