それが、今回、渡米後1週間半ほど携帯電話を巡って右往左往する破目に。これはあくまでも、個人的な執着が招いた事態ですが、こういうこともあるんだな~程度に読んで頂ければ幸いです。
まず、海外で携帯電話を持ちたい場合、出張など短期の滞在であれば、国際ローミングサービスを利用する人が多いかと思います。まぁ、アメリカなどでは日本と違い、フリーのWiFiを使用できるスポットが多いので(ちなみに、マウンテンビューは町全体でグーグルのフリーWiFiが使用できます。場所によって弱弱しいけど・・・)、観光旅行程度であれば、高い国際ローミングを利用しなくてもネットに関しては事足りるかな(実際わたしは利用したことがありません)。長期滞在や永住などの場合、日本の携帯電話の契約を解約または休眠状態にしてくることが多いと思うので、携帯電話を持つために、現地の携帯電話会社と契約する必要があるかと思います。
アメリカの携帯電話会社で有名なのは、AT&T、verison、T-Mobileの三会社。また、ここベイエリアでは、日系のドコモやKDDIもサービスを提供しています。
わたしの場合、ジョー太の両親がveraisonと契約していて、そのファミリープランに乗っかれるとのことだったので、最初はveraisonのMobile Hotspotsを購入しようかと検討しました(上記三会社の中でもverisonが一番電波が良いと定評があるし)。これは携帯電話ではなく、あくまでもWiFiのホットスポットです。携帯電話自体は、去年auでハイスペックなhtc J oneを発売と同時に購入したので、この携帯をネットに接続させてそのままアメリカでも使用し続けようと考えていました。
このモデルです |
しかし、その後、ジョー太が日本で使用していた携帯電話の機種(会社支給)がSIMフリーでアメリカでも電話として使用できることが発覚し、T-Mobileと契約することでこちらで使い続けられることがわかったので、ジョー太とわたしだけファミリープランで新規にT-Mobileと契約することになりました(会社の割引も受けられるのでお得でした。安いのが大事)。こうして、わたしもおこぼれに預かって携帯電話番号を持ち、無制限のデータ通信ができることになりました。しかし、問題はどの機種を使うかってこと。
ここでも、可能であればわたしのhtcを使い続けたいと思っていたので、試しにT-MobileのSIMカードを入れたのですが、やっぱりダメ。。。びくともしない。店員さんが、「カンガルーに持っていけばSIMロック解除できるかもよ」と教えてくれたので、ダメ元でカンガルーへ行くことにしました。カンガルー、正式名称mobilekangaroo。電子機器の何でも屋さん的なところ。最寄のサンノゼ店へ行ったのですが、気だるそうなオタクっぽい兄さんが接客してくれました。「マネージャーに聞かないと分からないけど、auでもできると思うよ~」とのことで、69ドルを支払い、連絡を待つことになりました。
ちなみに、繰り返しSIMロックうんたらかんたらと言っていますが、SIMロックとは、特定の携帯電話会社のSIMカードしか使えない状態のことを指します。逆にSIMロックフリーの携帯電話は、通信方式や周波数に対応していれば、どこの携帯電話会社のSIMカードを挿入しても電話やデータ通信ができるので、日本からアメリカに持ってきてもSIMカードを交換して使用し続けることができます。
日本の場合、ほとんどの携帯電話にSIMロックが施されているので、日本国内の特定の携帯電話会社以外では使えない事になっています。つまり、auでhtcを買ったのであれば、その携帯で電話やデータ通信をしたい場合、ずっとauと契約し続けなければいけないということです。当然、海外で現地携帯電話会社と契約して使用することは不可能。なんでこんな縛りがあるかって言うと、SIMロックが施された携帯を販売することでユーザーを長期間囲い込むことができるので、安定かつ継続的な利用収入を得られるため、この得られるであろう利益を見込んで、携帯電話会社が携帯電話を安く提供するというビジネスモデルが確立しているから。
海外でもこのビジネスモデルを採用している国は多いようですが、日本と異なり、一定期間使用後はSIMロック解除を義務付けている国やそもそもSIMロックフリーが原則になっている国も多数あります(wiki)。
日本でも、docomoは一部機種に限ってSIMロック解除を認めています(ジョー太はdocomoと契約していました。docomoSIMロック解除の手続。ソフトバンクも一部機種のSIMロック解除を認めているらしいですが、詳細は各自お調べください)。ちなみに、この手続は、日本国内にいる間しかできません。サンノゼのdocomoに問い合わせたのですが、現地では解除できないとのこと。って、いつもこういう答えが返ってくるけど、現地にいるからこそSIMロック解除の必要性も生じるわけで・・・不便極まりないです。
でも、docomoは機種によってSIMロック解除の道があるからまだマシ。auは本当に信じられないくらい頑固で、自分たちの利益を優先させて顧客に不都合を強いているとしか思えません。一定の利益を見込んで携帯電話を安く販売しているなら、諸外国みたいに、一定期間経過後は解除を認めてもいいでしょうに。ずっと囲い込みたいっていうその魂胆が嫌らしいわ。ちなみにわたしなんてIDOの時代からのユーザーなのに。浮気もせずにau使ってきたのに、この仕打ち。
なんでこんなに鼻息荒くなっているかと言うと、結局カンガルーでも解除できなかったからです。後日あの気だるいオタク兄さんから電話がかかってきて、「auはね~解除するとイリーガルになっちゃうんだよね~sorry」って。イリーガルだろうが何だろうがやっちまいな!って言いたかったけど(法律家としてあるまじき発言)、言葉をぐっと飲み込んで、諦めたわけです。
現在どうしているかと言うと、ジョー太のdocomoの古い携帯(SIMロック解除済み)にT-MobileのSIMカードを挿して電話として使用し、その携帯のデータをテザリングしてhtcを小型タブレットとして使用しています。二台持ち・・・。ここまでhtcに執着せず、さっさと現地の携帯電話を買ってしまえばそれまでだったのですが、htcはハイスペックで大好きだし、アプリとかいろいろ自分仕様にしていたので愛着あるし、ちょっと粘ってみようって思っちゃったのよね。
また年月が経ったら新しいスマフォの購入を考えますが、今のところこれで満足。以上、携帯電話騒動でした。
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