6/02/2014

オレゴン州ロードトリップ~オレゴンコースト~

オレゴン州旅行の続きですその1その2

5月23日の昼過ぎにシャスタ山を後にし、州境を越え、次の目的地であるオレゴン州のオレゴンコーストを目指しました。




当初オレゴンコーストに立ち寄る予定はありませんでしたが、ロスたちのポートランドへの到着が一日遅れる事になり、ロスのオススメで急遽オレゴンコーストを観光することにしました。

ベイエリアから行く場合、フリーウェイ101を北上すれば必然的にオレゴンコーストに辿り着きます。しかし、101沿いにはテスラのスーパーチャージャーがまだ存在しないため、わたし達は、充電スポットのユージーンまで内陸を進み、ユージーンでフルチャージ。そこから山道の126を通ってフローレンスに行きました。そして遂に101に乗ってオレゴンコーストをドライブ。途中ニューポートで一泊し、次の日も引き続きオレゴンコーストを走り、リンカーンシティからウッドバーンにある次のスーパーチャージャーに向かいました。


雲ひとつ無いカリフォルニアの青空から一変、オレゴン州に入ると重々しい空模様。そして湿度が高い!途中小雨が降ったのですが、本当に1ヶ月以上雨を感じずに生活していたので、少しの雨粒でも新鮮に感じました(カリフォルニア州はそれだけ日照ってる)

荒々しい感じのオレゴンコースト
オレゴンコーストは見どころがたくさんあるので、ちょこちょこ止まって観光するなら数日は必要になるかと思います。しかし、今回は時間があまり無かったわたし達、とりあえず海岸沿いをドライブしながら景色を楽しむことにしました。

ただ、ここだけは行ってみたいと思っていたのが「シーライオンケイブズ」。しかし、到着時間が18時を過ぎていたため、最終の17時に間に合わず、行けずに終わったのは痛恨の極みでした。ジョー太が、「オレは死ぬときに、ア・ザ・ラ・シが見・た・かったぁ・・・・って言うと思うよ。それくらい悔しい」と言っていました。ふたりの「やらなかった後悔リスト」にサンクトペテルブルクのペトロパヴロフスク寺院の中に入れなかったことと並んでアザラシの洞窟が追加されたのでした。


この日の天気のせいもあるかと思いますが、オレゴンコーストは、「これがカリフォルニアの海と同じ太平洋なのかい!?」って言いたくなるほど、荒々しい。なぜか能登半島や北海道のオロロンラインに近いものを感じます。そう、日本海のあの感じ。そして、海岸沿いの街もどことなく鄙びた日本の漁港のような雰囲気を醸しています。

この日はオレゴンコースト一番の観光地、ニューポートにて宿泊することにしました。3連休前の金曜の夜だし、飛び入りで泊まれる場所があるかしら~と不安に思っていましたが、心配ご無用、ニューポートにはたくさんのモーテルがあるので、問題なく宿泊できました。モーテルも2日目なので、慣れたわたし。アメリカをロードトリップしてるという感慨に浸る余裕も出てきました。


「クラムチャウダーにはパン」というジョー太さん
夕飯はクラムチャウダーで有名な「Mo's Restaurant」本店で食べようと計画していましたが、こちらも閉店の21時にギリギリ間に合わず。アザラシ洞窟の悔しさもあり、諦めきれなかったジョー太が、店内に押し入って交渉したところ(日本にいるときはこの行動力を「外人パワー」って呼んでいました)、テイクアウト(to go)なら食事が用意できるとのこと。さすがアメリカ、交渉してみるもんだわ~。ついでにサラダのオマケまで貰い、店の外のベンチでニューポートの夜景を眺めながら食事しました。この夜は移動と観光の疲れで爆睡。

世界で最も小さな港
5月24日、翌朝はモーテルの朝食ブッフェを食べた後、ディポベイへ。この港、世界で最も小さな港としてギネスブックにも載っているそうです。これまた日本海の漁港を思い出させる感じ。


この海の向こうにクジラが見える
ホエールウオッチングスポットとしても有名だそうで、この日も港から、観光客を乗せたボートが何隻も海に出ていました。街にはクジラグッズなどを売っている鄙びた(鄙びたを連発していて申し訳ありません)土産物屋が何軒かあり、これまた日本の過疎化の進んだ観光地を感じさせたのでした。天気のせいだな、きっと。その後、オレゴンコーストに別れを告げ、山を抜けてウッドバーンへ。


道すがら、また面白い車を発見。オレゴン州、この田舎っぽさが良い味出しているのかもしれません。住んでいる人も、田舎の白人って感じで、どことなく粗野な雰囲気です。

そんな感じに、街や人を色々観察しつつ、ポートランドに向かったのでした。
続く。

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