3/31/2014

アメリカ引越大作戦~行政手続等~

今日は国際引越しに伴う行政手続等について、わたしの体験記を書きたいと思います。

ビザ取得後、さーて本格的に引越し準備に入るぞーと気合を入れましたが、わたしは2月20日まで、ジョー太は2月末まで仕事があったので、実際は遅々として進まず・・・(わたしの場合、時期的に3末決算のクライアントの総会関係の書類作成が重なって、いつもより仕事量が増えていたところでの突然の退職だったので、仕事をキリのよいところまで持っていくための肉体的負担と、迷惑をかけることになる同僚等への気遣いという精神的負担(負担とか言っちゃいけないんだけどね。ごめんなさい。)が大きく、平日はほぼ何もできない状態でした)。結局、諸々の手続をしたのはわたしが退職した後の2月21日(金)。しかも、その次の週は実家で過ごすことになっていたため、この一日が東京で過ごす最後の平日。追い詰められた状態でとにかく思いつく限りのことをやった次第です。

というわけで、「こんなドタバタで国際引越しをする人もいるのね~、わたしたちは気をつけよう。」という反面教師的素材として読んで頂ければ幸いです。ちなみに、わたしたちは新宿区民だったので、新宿区での手続を中心としていますが、自治体毎に違いが生じる部分もあるかもしれないので、お手続の際は注意してください。

2月21日朝、まずはジョー太の確定申告(毎年やっている手続なので国際引越しとは関係ありませんが、これをやらないわけにはいかないので)をするため、ふたりで新宿アイランド地下1階のアクアプラザへ行きました。9時スタートであっという間に行列ができるので、余裕を持って到着し、列の始めの方を確保しました。ジョー太さん、いつも日本にけっこうな額の税金を納めているのですが、アメリカでも国と州に収める必要があるので、この時期は本当に税金が憎たらしくて仕方がありません。

外国税額控除の適用があると勘違いした係りの人に、控除の話を持ちかけられ、オイシイ話だと食いついたがために、不要な書類(しかもややこしい)を作らされるという事件が発生しましたが(途中、プレゼンがあるとかでジョー太は消えるし)、無事ジョー太の確定申告は完了。予定していた時間を大幅に超え、昼過ぎになってしまいました。

いきなり出鼻を挫かれましたが、急いで次の目的地「新宿税務署」へ。また税金関係・・・。今回の手続は、「所得税・消費税の納税管理人の届出手続」です。これは、日本国内に住所を有しなくなる場合、国税等の処理をする国内の窓口になってくれる人を届け出る手続ですが、日本人も、外国人もこの手続が必要です(詳しくは→ここ。届出書のPDFもあります)。わたしたちは、パグ子父を管理人に選任しました。届出用紙に、本人と納税管理人の捺印欄があるので、それぞれの印鑑(認印可)を忘れないようにしましょう。手続自体は30分足らずで終了しました。

次は「新宿区役所」へ。「住民税の納税管理人の届出手続」「海外転居届出」の手続です。納税管理人については、所得税等と同じ趣旨。こちらも日本人、外国人ともに手続が必要です。


これが新宿区のフォーム。印鑑についても所得税等の届出と同様です。

海外転居届については、通常の転出届のフォームの新住所欄に「アメリカ合衆国」とだけ記入し(転出先の住所が決まっていなかったので)、その他は国内転出と同様に記載しました。窓口を訪れたのはわたしのみでしたが、わたしとジョー太は同一世帯(ジョー太が世帯主)だったので、彼からの委任状や彼の本人確認書類等は不要で、わたしの本人確認書類(住民基本台帳カード・パスポート)のみでまとめて届出をすることができました。手続終了後、「国外へ転出される方へ」というタイトルの、帰国した際の諸手続について書かれた紙をもらいました。

なお、転出届と対を成すものとして、「在留届」と言うものがあります。これは手続的には、海外に引越しをして住所が定まった後にするものです。ネットでも届出可能です(詳しくは→外務省ORRnet。ベイエリアは在サンフランシスコ日本国総領事館が管轄しています)。


国民年金ですが、資格を喪失しました。海外にいても任意加入することができるそうですが、わたしは今のところしていません。

その他、保険等の手続ですが、わたしは退職後に国民健康保険加入の手続をせずに渡米しました。国保に加入している人は、保険証を返納する必要があるそうです。

留学等の場合、民間の留学保険などに加入する方が多いかと思います。わたしの場合、保険のことをすっかり忘れていて、アメリカに来てから、語学学校の入学案内に保険加入のことが書かれていて気付きました。。。日本の保険会社の場合、国内にいる間しか加入できないので、わたしは完全にアウト・・・。ここアメリカは医療費が恐ろしいことになるので、自分が保険に入っていないことに気付き軽くパニックに陥りました(バタバタと出国するからこういうことになるのよ~と言われそうですが)。アメリカの保険を一通り調べ(アメリカの保険、ややこしいので、できる限り日本の保険に入っておくことをオススメします)、結局、ジョー太の会社の保険に一緒に入れることになりました(一安心)。

あと、行政手続きとは関係ありませんが、銀行の外国送金(日本の銀行の¥口座→アメリカの銀行の$口座、日本の銀行の$口座→アメリカの銀行の$口座など)は、日本国内にいる内に、やっておいた方が絶対良いです。

ジョー太さん、これまで給与等が三菱東京UFJの¥口座に振り込まれていたのですが、レート等の具合を見て、これを同じUFJの$口座に外貨預金として蓄えていました。今回アメリカに引っ越すにあたり、これをアメリカの銀行ウェルズ・ファーゴに送金しようと考えていたものの、バタバタ(結局これのせい)していたため、「引越し後にネットバンキングとかでやればいいよね~」と国内にいる内に何もせずに、渡米してしまいました。

引越し後、ちょっと値の張る車を一括で購入することになり、例の日本のお金をネットバンキングで外国送金しようとしたところ、一日当たり100万円(テレフォンバンキングだと200万円)、一ヶ月当たり500万円の限度額があることが発覚しました(国内にいるときに支店でやれば限度額はない。これって常識なのかなぁ?とにかくわたしたちは知りませんでした)。「なんじゃそりゃー!!」と慌てふためき(一時は日本に弾丸で飛ぶことも考えた)、UFJになんとか3月中に全額移せないか問い合わせたものの、無理ですの一言。結局、手数料を何度も取られながら、3月中に限度額まで送金し、足りない分はアメリカで保有する株の一部を現金化して、なんとか車の支払を済ませました。。。

まだ何かやり忘れているような気がしてならない今日この頃ですが、今のところ不都合なくアメリカで生活しています(あの手続やらなきゃダメだよ~みたいなものがあったら教えてください)。

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